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コロナ禍で変わった米国の医療システム

本ブログはニューヨークのベンチャーキャピタルUnion Square Venturesでパートナーを務める、Fred Wilson(フレッド・ウィルソン)氏のブログ「AVC」の投稿、「Optimizing Health Care」を翻訳したものです。Fred Wilson氏による過去の翻訳記事の一覧は、こちら


先週、私は2日間の予定をすべてキャンセルして病院に行ったり、放射線検査を受けたりしました。できてしまった腎臓結石の大きさと位置を知るためです。先週の木曜日、4ミリの結石が腎臓と膀胱の間にあることがわかりました。ここでは、これだけ書けば十分でしょう。

4回の診察を受けて、アメリカの医療システムが高機能なソフトウェアを活用するようになるまで、パンデミックの間にどれだけの進歩があったのか、そしてこれからどれだけ進まなければならないかを身をもって体験しました。

良かった面は、4回すべての診察で、スマホアプリでチェックインし、アプリに保存した情報を使って、診察に必要なほとんどの書類を用意できたことです。パンデミックのおかげで、初診の際、通常記入する書類の枚数は大幅に削減されましたが、まだゼロにはなっていません。4回の診察のうち3回は、少なくとも1枚は書類に記入しなければなりませんでした。

コロナによって医療機関はモバイルアプリやソフトウェアを使ってチェックインの大部分を自動化せざるを得なくなりました。これは素晴らしいことです。ですが、90%しか自動化が進まなかったという点は残念でなりません。

病院で受けた検査結果のほとんどはスマホアプリで受け取れました。しかし、超音波検査とCTスキャンはもらえていません。スキャンの結果を見たところで私には理解できないかもしれませんが、お金を払ったのだから画像が欲しいと思ってしまいます。もしあれば、ここに載せられますしね🙂

それは冗談にしても、この15か月間で、アメリカの医療システムの情報収集と管理に、長いこと待ち望んだ必要な変化が起きたと感じています。目の前で医療の形が変化しているのがわかります。これはとてもエキサイティングなことです。

しかし、情報とソフトウェアを活用し、患者と医療従事者の体験が最適化された私たちが目指す世界、目指すべき世界にはまだまだ近づけていないと感じています。とはいえ、この15か月間で起きたことは、変化が可能であり、危機的状況に追い込まれなくとも、私たちがイノベーションと患者としてのユーザー体験の改善を続けられることの証明であればといいなと思っています。

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Editorial Team / 編集部

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