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スタートアップはいつから利益を上げるべきか?

本ブログはニューヨークのベンチャーキャピタルUnion Square Venturesでパートナーを務める、Fred Wilson(フレッド・ウィルソン)氏のブログ「AVC」の投稿、「Should Your Company Be Profitable」を翻訳したものです。

Mark Suster(マーク・サスター)はこの話題で長文の投稿をしたばかりです。彼のメッセージは「場合による」というもので、彼は、利益を上げることに対立させる形で、会社の成長に投資することの根本原理を説明しています。

私はこれについて異なる考え方をするに至りました。

外部からの投資(エンジェル投資家、VCなど)の支援を受けることなく自分の会社を成功させようとするなら、初日から利益を上げる必要があります。そこに議論や話し合いの余地はありません。

しかし、外部からの投資を受けることによって、自社の資金を失う余裕があるならば、次に挙げる会社の発展の最初の3段階で資金を失ってもよく、また、失うべきでもあります—— 1) プロダクトの構築、 2) プロダクトのリリース、 3) 収益の拡大。しかし、ひとたびこの3つの目的を達成してしまえば、あなたの会社は第4段階へと進むべきだと私は信じています—— 利益を上げるのです。

会社の極端な急成長と利益を上げることとの両方を同時に実現することはできないという考え方があります。事業の拡大とともに、エンジニアリングと製品のリソースを継続的に追加しなければならないという考え方もあります。さらに、営業担当者が増えれば売上も増えるという考え方があります。私はこれら3つの考え方のすべてに、何らかの誤りがあることに気づきました。また、製品やエンジニアリング、営業に非常に力強く取り組むことで、会社は急速に成長し、それと同時に利益を上げることもできると私は気づきました。その基本は、より多くのことを手がけるのではなく、手がけることの数を減らすことであり、かつ、高い業績を上げるチームがいて、彼らの負担が少ない状態を保つことです。

当社の投資先企業には、創業からほとんどの期間を利益を上げないまま7年、8年、9年、10年が経ち、利用者や収益、チームの拡大に注力してきた会社がいくつもあります。私は、ここ1、2年の間、そのうちの数社とともに仕事をし、利益を上げられるようにその思考習慣を変える手助けをしました。このことで、チームの規模を縮小することになった事例もあり、また、いくつかの例ではその縮小は極端なものになりました。

同時期にスタートした複数の類似企業で起こったことを観察していて気づいたことがあります。利益を上げようと取り組んだ企業は継続的に成長し、企業の体質改善の前よりも成長率が高い場合もありました。それらの企業は、職場環境も改善され、安定し、意欲的になり、成功しています。よりよい企業となり、その価値が上がりました。資金調達が容易になり、エグジットが容易になりました。

私は世の中のすべての起業家やリーダーに次のことをお勧めします。それは、自分の会社が利益を上げるための考えを実践する時期として、自分がこうありたい、こうでなければいけない、と思うよりも早く実践することです。あなたの会社、それに、あなた自身にとって、それはよいことなのです。

AVC企業文化の構築

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