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投資家として最高の投資だったもの、それは企業ではありません

よく「今までで最も良い投資だったのは何ですか?」と聞かれるのですが、そう質問してくださる方のほとんどは、私が「SmartHRです」と答えるだろうと思われているのでしょう。または、私が少し捻って「ビットコイン」と答えるのかも、と思われているかもしれません。しかし、正解は企業でも通貨でもなく、とある人なのです。

私にとって、今までで最も良い投資だったのは、私たちのエグゼクティブ・アシスタントであるKyokoを採用したことです。外部からは気づかれにくいですが、早い段階で彼女を招き入れたことで、私たちの生産性は3倍にはなったと思います。彼女は、私たちのオペレーションの大黒柱です。彼女のおかげで、私たちに時間の余裕が生まれ、自分たちが得意なことに集中できるのです。

私は以前も、エグゼクティブ・アシスタントを採用することの大切さについて書きました。個人的には、エグゼクティブ・アシスタントを雇うことは最も重要な採用のひとつだと考えています。あなたの会社が手堅いシリーズA(3億円以上)の資金調達を行った際には、すぐさまエグゼクティブ・アシスタントを招き入れるべきです。理由は以下の通りです。

最も貴重なリソースは時間

企業のCEOは、CEOにしかできないことだけに時間を割くべきです。たとえばオフィス用具の注文は、CEOが行うこともできますが、それが最も効率的な時間の使い方だと言えるでしょうか?こういったタスクは、エグゼクティブ・アシスタントに任せればいいのです。そうやって空いた時間を、重要な採用候補者を説得したり、最も大切なクライアントを訪問するのに使うことができます。

思考に余裕が生まれる

また、思考に余裕が生まれるというメリットもあります。スケジュールの調整や、ランチミーティングの場所選びといった、一見小さいタスクでも、積み重なると頭の中の大部分を占めてしまいます。こういったタスクについて考えるだけで、時間のみならず気力も消費してしまうのです。エグゼクティブ・アシスタントにこういったタスクを任せれば、思考に余裕が生まれ、企業の代表として最もインパクトが大きいタスクだけに集中することができるのです。

より良いリーダーになれる

CEOは、他人をマネジメントする以前に、自分をマネジメントできなければいけません。そのためには、自分のストレスや、それに左右される気分を管理することが必要です。たくさんの責任を背負いながら、小さいタスクを何個も並行して行うと、気が滅入ってしまいます。人は忙殺されると、イライラして周りの人に当たり散らしがちになります。そうなると、あなたのリーダーシップに悪影響が出ます。周りの人々にとって、あなたは会社の屋台骨となる存在です。CEOがしっかりしないことで屋台骨が揺らぐと、そのことに人々は気づきます。ストレスを抑えることで、あなたもハッピーになれるし、周りにも気を配りやすくなるのです。

Kyokoが参画してくれたことは、非常に幸運でした。正直に言うと、以前はどんなエグゼクティブ・アシスタントを雇えばいいのか見当もつかなかったのですが、結果的にスーパーウーマンと出会うことができました。というわけで、Kyokoという素晴らしい人と仕事をしている身として、エグゼクティブ・アシスタントを探す際に役立つポイントを紹介します。

  • 何よりも大事なことですが、心の底から周りの人を助けたいという気持ちを持っている人を探しましょう。その心構えが、どんな仕事に対しても表れるからです。
  • 几帳面で、物事の細部まで目が行き届き、信頼できる人を選びましょう(私個人の銀行口座に関しても、Kyokoに任せています!)
  • その人の学習能力が高いかどうかを見極めましょう。企業にとって必要なことは変わり続けるので、臨機応変に対応し、常に新しいタスクのこなし方を学ぶ必要があります(Kyokoは撮影も動画編集もできる! 万能!)
  • 「こんな雑務、私がやることじゃない」と考える人ではいけません。そういった雑務も、会社にとっては非常に重要な仕事なのです。「チームの一員として、企業の成功に貢献している」と誇りを持てる人であるべきです。
  • 物事に対して、「より良いやり方はあるか?」と率先して考えることができる人を探しましょう。「これはこうやってほしい」と任せたときに、アシスタントがあなたより遥かに良い視点を持って取り組んでくれることもあります。自分の頭で考え、より良いやり方を提案できる人であるべきです。
  • たくさんの時間を一緒に過ごすことになるので、自分と気の合う人を探しましょう!

エグゼクティブ・アシスタントを見つけることができたら、その人のことを大事にしましょう。特に米国で、多くのエグゼクティブが、キャリアを通して同じアシスタントと行動を共にし、転職する際にはアシスタントも同時に雇ってもらえるように強く交渉するのには理由があるのです。最高のアシスタントを見つけるのは非常に大変です。しかし、リソースに余裕が生まれたら、一刻でも早くアシスタントを探すべきです。見つけることができれば、あなたの生産性は大幅にアップします。ぜひともご検討ください。

タイムマネジメントリーダーシップ

James Riney

Founding Partner & CEO @ Coral Capital

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