Coral Capital投資先のオフィス訪問シリーズ、第5回目はデジタルフォワーダーのShippio(シッピオ)。現代でも電話やファクスが主流の貿易手続きをクラウドで管理することにより、手軽に貿易に必要な業務の効率化ができるサービスを提供しています。10.6億円のシリーズAラウンドの資金調達も発表されたばかり。急成長中を続けるShippioさんはどんな会社なのでしょうか?Coral Capitalの井口がオフィスにお邪魔してきました!
Shippioの住所はなんと六本木ヒルズの真横!思わず六本木ヒルズを見上げます。
そしてその横にあるShippioのオフィスはこちら!
ちょっと不安になってきました……。恐る恐る上がってみると、少し不気味な廊下が……。
使用禁止のエレベーター。不安が増していきます。
本当にあるのかな……?と震えていると、あ、ありました!!(歓喜!)
扉を開けると雰囲気一転!可愛らしいロゴが出迎えてくれました。
ロゴの横には輸入関係の資格がずらり。
可愛い。
扉も可愛い。
早速オフィスの気になるものをチェックしていきましょう!
まずは本棚。スタートアップ関係者必読の本から「コンテナ物語」「物流業界のしくみ」などShippio特有と思われる本まで。
表彰状やパネルと並ぶ酒瓶。
オフィスの目立つところにリブランディング後のビジョン、ミッションが。後ほど佐藤さんにリブランディングに込めた想いを語っていただきます。
こちらは真面目に仕事に取り組むみなさん。
からのうぇーい。
常備されたプロテイン。お気に入りが持ち寄られているそう。
こちらはShippio1号機。今ではコンテナ輸送です!
こちらのオフィスはここまで!次は隣のオフィスへ。一旦廊下に出ます。「この廊下の長さならキャッチボールできますよね」と創業者の佐藤さん。
案内された部屋は白と黒を基調としたお洒落な空間!
こちらはスタンディングデスク。
使ってる感を出すためにと社員さんが来てくださいました(笑)
こっちはこんなもんですかね〜と思っていると……。「こっちです。付いてきてください」と佐藤さんがニヤリ。
細く怪しい道
細く怪しい道を抜けると……でん!
とっっっっっても立派な筋トレ設備が!justInCaseさんのオフィスがフラッシュバックします(笑) 「完全に部室だよねー!」と興奮気味に説明してくださる佐藤さん。
自分も60kgを持たせてもらいましたが重くて持ち上げられません。
ここで来てくださったのは筋肉エリートでセールス担当の物流筋肉こと小栗さん。「国際物流を変えていくため日々ジムでのトレーニングは欠かせません。60kgだと甘すぎる。110kgで!」と宣言。写真で伝わるこの筋肉!
「ふんっ!」
……。
「今までの取材内容だけだと、ふざけた会社だと思われちゃいますよね(笑)。ちゃんとしたことも話しましょう!」。佐藤さんの目つきが変わります。
――では、オフィスのポイントはありますか?
「無意識に懇談できるスペースを作ることですね。Shippioではチーム感を大切にしています。シリーズAラウンドの調達を終え、組織拡大のフェーズに入っていきますが、拡大しても今のチーム感というのは維持していきたい。だから、コミュニケーションが発生することを狙ってソファや筋トレ設備などを用意しました。要はだべり場ですね」
――組織拡大にむけた他の施策はありますか?
「会社のリブランディングです。組織の拡大に伴い、いまいちど我々が何をドリームとしていて、どういう事業を作っていきたいと考えている会社なのかを振り返り、言語化する必要があると考えました。Shippioが向き合う課題や目指す世界観に共感してくれる仲間とともに実現に向かっていきたいと思います」
――実際やってみていかがでしたか?
「共同創業者の土屋隆司とGoodpatchの土屋尚史さんが高校の同級生で部活も一緒だったという縁もあってGoodpatchさんの力を借りながら本プロジェクトを進めました。我々の想いや仲間がもつ価値観が少しずつ形になり言語化されていく過程は一緒にやっていてエキサイティングだったことはもちろん、伝統産業にデザインという概念を持ち込むことの可能性に気がつく素晴らしいきっかけになりました。あとはやりきるだけです」
リブランディングに関してより詳しく知りたい方は以下の4本の記事もご覧ください!
- 国際物流スタートアップが3ヵ月かけてVision/ Mission/ Anchorsを言語化した話(佐藤さんのnote。起業の経緯やリブランディングの失敗経験など赤裸々でエモい……)
- 内側からデザインする。ShippioとGoodpatchが向き合ったブランドエクスペリエンス(Goodpatchさんのブログ。ShippioとGoodpatchの対談形式で、よりプロジェクトの様子がわかります)
- 高校時代の思い出(Goodpacth土屋さんのnote。Shippio共同創業者土屋さんとの高校時代の思い出まで。これまたエモい……)
- 国際物流スタートアップをデザインの力で前進させる(Goodpatch米永さんのnote。プロジェクト全体の進行とデザインの米永さん側の想いが見えてこれまたエモい……)
――グローバルなチームというのもShippioの大きな特徴だと思います。その特徴を踏まえた施策はありますか?
「そうですね、国際物流を扱っていることもあり外国人比率の高いスタートアップです。そこで、言語が理由でコミュニケーションを阻害してはいけないとの思いから、Slackではビジネスサイドは日英併記、エンジニアは英語でのやりとりとしています」
――なるほど。チームという話で言うと、Twitterを拝見して、インターン生にもしっかり向き合っていると感じました。
「もちろんインターンにも真正面から向き合います。半年のインターンで大手商社2年目の実力が付くことを保証しますよ。 要求水準の高いインターンを過ごした経験があってかわかりませんが、歴代インターン生は就活で無双しています(笑) とにかく熱量があり、論理的思考力とストレス耐性がある学生に来てほしいですね」
――インターンの面接で不採用となった学生にも真摯なフィードバックをなさっていましたね
「彼は変わってましたね、いい意味で(笑) ぜひ記事にも書いてください」
(以下がその内容。許可してくださった森さんありがとうございます)
コメントしてくれ、と依頼を受けたのでコメントしました。地道に淡々と日々を積み重ねていきましょ。今日も頑張るぞー? https://t.co/QYQcZDKKFJ pic.twitter.com/q6t4X9DrlE
— 物流太郎(LOGITARO) (@LOGITARO1) January 8, 2020
入社3日の社員にも聞いてみました、Shippioってぶっちゃけどう?
お次は沼澤さんにお話を伺いました。なんと入社3日目!いきなりですが、Shippioさんへの想いを語っていただきましょう(奥にはニヤニヤする佐藤さん)。
――まずは、佐藤さんってどんな方ですか?(笑)
「佐藤さんがどんな人かというと……人生であった中で1・2を争う熱い人。とにかく目標がクリアで、業界全体を本気で変えようとしている人です」
――入社した今、どのようなことを感じていますか?
「まだまだ語れるほどではないですが、改めてみんなの結束力が強いなと思います。そして、一人ひとりのレベルが高い。自分は同じような物流の世界にいたのですが、そこは伝統産業という感じで停滞した空気感がありました。それがスタートアップに飛び込んだので一転して、まずは食らいついていくのに必死ですね」
――伝統産業からスタートアップにいきなり移るのは勇気が必要だったと思います。
「そうですね、1年前の自分に『1年後スタートアップに転職するよ』と話したら間違いなく止めています(笑) ですが、目標がクリアで、会社の成長だけでなく物流業界全体へのインパクトを追い求めるShippioに出会ってしまい、ぜひ自分も参加したい!と思いを抑えられなくなってしまったんです(笑)」
就業後、筋トレに励むみなさん。チーム感を一番感じるのは独身メンバーで飲みにいくときだとか……?
というのは冗談で、一番チームを感じる瞬間は、お客様のためになることを一番に考え、エンジニアやオペレーター、セールスなど横断的に一体となり、提案やサービス改善を行っているときだそうです!
こんなShippioさんは先日シリーズAラウンドの資金調達も発表され、採用に全力で力を入れています! 特に営業、エンジニア、カスタマーサクセスの方々!佐藤さんの熱を浴びに行く、もしくは筋トレをしに行ってはいかがでしょうか?連絡は代表佐藤さんのTwitter、もしくはShippioのTwitterへDMを!
Editorial Team / 編集部