2021年、私の新年の抱負

明けましておめでとうございます。2020年は非常に厳しく、大変な1年でしたが、2021年は良い方向へ向かうことが期待できそうです。ワクチンも供給間近で、近年最大の脅威となっているこの目に見えない小さな敵との戦いも終息に向けて着実に研究が進んでいます。そもそもわずか1年足らずで90%超の有効性を示すワクチンを開発できたという事実が、逆境にも打ち勝つことができる私たち人類の英知と力強さをこれまでになく証明しているのです。

長い困難の末、ようやく希望が見え始めましたが、こんな時だからこそ物事の良い面にフォーカスした考え方が重要になります。私にとっては1年の目標を設定することがその方法の1つです。新年の抱負を考えることで、混乱が続く状況下においても、自分がコントロールできる範囲内のことに集中することができるのです。

このブログを毎年読んでくれている読者の方々はご存知かと思いますが、私は新年の抱負を毎年決めています。ブログの記事として公表する年もありますので、過去の抱負について気になる方はこちらや、こちらをご覧ください。

2021年は、以下の抱負を達成する予定です。

断続的ファスティングをはじめる

正直なところ、ファスティング(断食)という健康法についてはこれまで懐疑的でした。長期的な健康効果について十分に根拠があるように思えなかったからです。また、新しい習慣やルーチンを取り入れる際には長期的に続けられるかどうかを重視しているので、その点でもファスティングは難しいと感じていました。しかし、こうした疑念はハーバード大学医学大学院のDavid Sinclair氏の「LIFESPAN:老いなき世界」という本を読むことで全て払拭されました。

これまで老化は生きる上で避けられないものと考えられてきました。しかし、本書では老いを予防および治療可能な「病気」の一種として捉え、老化を遅らせ、さらに若返らせることさえも可能にするかもしれない最先端の研究や、画期的な発見について解説しています。ファスティングと長寿を結びつけるエビデンスについても説明されているのですが、非常に説得力のある内容で、ファスティングには確かに何らかの効果が期待できそうだと考えを変えました。

しかし、ファスティングを始めるとなれば、まずは実践的で継続できそうなプランを考えなければなりません。私は食べることが好きです。友達や家族と外食を楽しむのも好きです。また、変わった食事法を実践することで、彼らとの間に溝ができてしまうのも避けたいと考えています。そこで自分に合った方法がないかと探していたところ、「16/8ファスティング」というものを見つけました。これは1日24時間のうち、8時間以内に食事やカロリーのある飲み物の摂取を済ませ、残りの16時間は断食をするという方法です。私の場合、朝の6時から午後の2時までの間に朝食や昼食を取り、夕食は抜くことにしました。こうすれば毎日の断食時間のうち7、8時間は睡眠時間と重なるので、寝てやり過ごせます。

では、これからは夜に食事に誘われても断らなければならないのかというと、そんなことはありません。誰かとの予定がある場合は、気にせずに食事を楽しむことにしました。それくらいゆるくないと、とても長期にわたって続けられません。

これまで支え続けてくれた人たちを大切にする

20代の頃の私は野心の塊みたいなもので、当時の私が漠然と思い描いていた「成功」に直接結びつく人やもの以外にはほぼ全く興味がありませんでした。常にとげとげしい態度で、何にでも噛み付くけんか腰の若者でした。とにかく誰よりも早く成功したくて仕方なかったのです。

そんな燃えるような野心を抱いていたからこそ、多くを成し遂げられたのも事実です。しかし、その道のりを支えてくれた人たちへの感謝を十分に示し、恩返しするのをこれまで怠ってきました。最近ますます、お世話になった人たちに感謝を示すことの大切さを身にしみて感じるようになりました。そこで、今年はこうした姿勢を意識的に変えることにしました。これからは広く浅い人脈を作るよりも、私を支え続けてくれた人たちとの関係を大事にしたいと思います。

罪悪感なしに本を買う

もともと読書熱心なほうですが、昨年やっとKindleを購入し、電子書籍を始めました。おかげで本を買うときの手間がかなり減り、10倍くらい快適に読書を楽しめるようになりました。購入した本を、液晶画面を使わないデバイスですぐに読みはじめられるのも嬉しいですが、重要な部分をハイライトした上で他の数百冊の本とまとめて保管できるようになり、読書が格段にはかどるようになりました(自分で言うのもなんですが、テック専門の投資家として活動しているにも関わらず、電子書籍の導入がこんなにも遅れているのもおかしな話です)。

唯一残っていた「ひと手間」が、購入の際の判断です。この本は本当に15ドルの価値があるのか? 読んでみてつまらなかったらどうしよう? 時間の無駄になるかも? こうした小さな悩みが、本の購入をためらう原因になっていました。

今年からは、一切迷わずに本を買うことにしました。誰かがおすすめしてくれた本で面白そうなものがあれば、買う。前から気になっていた話題や分野に関する本を見つけたときも、買う。そして、ここが重要なポイントなのですが、読み始めてつまらないと感じたら、すぐに読むのをやめることにしました。買った本を読み終えないことに対して私たちは罪悪感を感じがちですが、書籍の購入費はいわゆるサンクコストなので、さっさと諦めて損切りし、次の本を読み始めたほうがよほど合理的です。後でまた読むかもしれません。読まないかもしれません。でも、どっちだって構いません。

2021年は知的好奇心を貪欲に追求し、どんな本でも気になったらすぐに買うことにします。全体で見れば、本を週に1冊買ったとしても、年間でたった7〜10万円程度にしかなりません。十分に価値に見合った投資だと思います(この考え方を教えてくれたLamda SchoolのAusten Allred氏に感謝いたします)。

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Founding Partner & CEO @ Coral Capital

James Riney

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