スタートアップにとって、ノベルティグッズは自分たちの名前を覚えてもらうために有効なツールです。または社内向けに作ることで、従業員の結束力アップにもつながることも。そこで今回は定番のTシャツやステッカーから、ちょっと意外なグッズまでを紹介します。
※情報開示:Coral Capital出資先のスタートアップのノベルティを紹介しています。
1:軍手
文字のインパクトが抜群の軍手。これを作ったのは、AIを使って産業廃棄物の回収業務を効率化するSaaS「配車頭」を提供しているファンファーレ。廃棄物の収集ドライバーが使えることを意識して作ったそうです。
「『配車頭』ではドライバーがスマホひとつで配車表・地図・配車変更を確認できます。軍手をしていても使えるよう、指の部分はスマホ対応にしました。滑り止めもつけてほしいと要望を頂いたので次回は改善予定です!」(ファンファーレ広報:国本さん)
2:バインダー
ヤギのキャラクターがあしらわれたバインダーは、製造現場のデジタル化を支援するSaaSを手がけるカミナシが作ったもの。社名にもあるように、同社は製造現場から紙作業をなくすことを掲げていますが、なぜバインダーだったのでしょうか。
「カミナシはノンデスクワーカーの現場から非効率な紙作業をなくすためのSaaSを提供しています。あえてバインダーをお渡しして『そのバインダーに挟む紙もカミナシに置き換えていきます』というメッセージを添えてお贈りしました」(カミナシ広報:宮地さん)
3:モバイルバッテリー
「ユーザーコミュニティ運営で中心的な役割を担ってくださった方へ、社長のお礼状とともにお送りしました。薬剤師の方々が在宅医療の現場などで、より快適に業務をしていただきたいという思いからモバイルバッテリーを作りました」(カケハシ広報:高橋さん)
4:グラス&コースター
自宅で重宝しそうなグラスとコースター。郵便物をクラウドで管理するサービス「atena(アテナ)」を手がけるN Inc.が創業1周年を記念して作りました。ビール(アルコールが飲めない人にはノンアルコール飲料)を同梱し、在宅勤務中の従業員やパートナーに配ったそうです。
「日常使いができることと、デスクの上に置けることで、ちょっとでも会社を好きになってもらえれば、という思いがありました」(N Inc. 共同創業者:白髭さん)
5:ノベルティセット
Tシャツとステッカー、マグカップが箱詰めされたノベルティセット。クラウド型契約マネジメントシステムを運営するContractS(旧社名:Holmes)が、8月の社名変更に合わせて従業員に配布したものです。箱の内側やカードに社名変更に込めた思いが記されています。
「TシャツもSMLだけではなく、レディースSMLなども選べるようにしました。レディースサイズはラインが綺麗で嬉しかったです。マグカップも含めて、在宅ワークで重宝しています」(ContractS広報:杜多さん)
6:タンブラー
シンプルなロゴマークがかっこいいタンブラーを作ったのは、保険スタートアップのjustInCase。記者会見に参加したメディア関係者や取引先に配ったそうです。
「スタバとかで使ってくれたらロゴ覚えてくれるかな……という密かな願いでしたが、『オフィスで紙コップを使わなくていいからエコですね』と言ってくださることがあり、作ってよかったです」(justInCase広報:寺尾さん)
7:ウェブカメラカバー
Coral CapitalはノートPC用のウェブカメラカバーを作りました。カバーが厚すぎるとノートPCがちゃんと閉じないので、薄さと耐久性にこだわりました。イベント配布用に作ったのですが、パッケージにはイベントのハッシュタグも入れてSNSの盛り上がりを後押ししました。
発注したのはアリババのノベルティ専門店で、1個0.27ドル(200個発注)とコスパも悪くないと思います。クオリティ確認のためのサンプルを送ってくれたり、チャットで細かい要望を聞いてくれたり、カスタマーサポートも充実していました。
Content Lead @ Coral Capital