現在、AUM600億円・7ファンド・累計投資先120社以上を、Coral CapitalのOperationチームはわずか3名で支えていますが、さらなる成長に向けてFinance ManagerまたはHead of Financeの募集を行っています。
また、この募集に関連して、8/19(火)にFounders Fundで10年以上にわたりオペレーションを支えてきたAlexandra Silvermanをお招きし、同社のファンド運営のリアルを深掘りするイベントの開催を予定しています。米国の超一流VCで、オペレーションはどう機能しているのか、ファンド運営におけるミドル・バックオフィス職の真価、そしてグローバルで活躍するための視座を現場のプロフェッショナルに直接聞ける貴重な機会ですぜひご参加ください。
AIエンジニアの安野たかひろさんが参議院選挙で当選し、大きな話題を呼びました。
かつて“アナログの象徴”とされてきた政治の世界にも、いまやエンジニア的思考やAIの活用が求められる時代が到来しつつあります。
この流れは、実はベンチャーキャピタルのオペレーション(いわゆるミドル・バックオフィス)という領域にも確実に及んでいます。
財務や契約といった一見「伝統的」な業務こそ、「もっと仕組みで回せないか?」「この作業、そもそも自動化できるのでは?」と問い続けることが、いま非常に重要になっています。
Coral Capitalでは、投資判断を行うInvestmentチーム、投資先の成長を支援するEcosystemチーム、そして、ファンド運営全体を支えるOperationsチームから構成されています。現在、AUM600億円・7ファンド・累計投資先120社以上を、Operationチームはわずか3名で支えていますが、さらなる成長に向けてFinance ManagerまたはHead of Financeの募集を行っています。
Coralは「日本を拠点に、世界に投資する、世界に名だたる投資ファームをつくること」を掲げ、「日本でレジェンドとなる企業の誕生を支援すること」を目指しています。この実現に向けて、Operationsは欠かせない存在です。
VCオペレーション全体像
VCにおけるオペレーションは「ミドルバック」と呼ばれることもありますが、CoralではOperationsという呼び方を採用しています。実際の業務は以下の4領域にまたがり、非常に幅広いのが特徴です。
- ファンド管理(Fund Ops)
- キャピタルコール・分配、ファンド資金繰り管理、各種規制関連対応、ファンド決算、監査・税務対応、LPへのレポーティング
- ディール実行(Deal Ops)
- KYC、デューデリジェンス、投資契約等のレビュー・締結対応
- 投資先管理(Portfolio Mgmt)
- 業績モニタリング、レポート収集、事前承諾・委任状対応、バリュエーション更新
- コーポレート業務(Corporate Ops)
- Coralの運営母体やGP法人に関わる、経理・決算、支払管理、内部統制、総務・労務などの管理業務
VCのオペレーションは求められる業務範囲が非常に広く、全ての領域をカバーできている人はほとんどいません。だからこそ、どの領域を軸に成長していくかを自ら設計できるポジションです。
Coral Operationsを支える3つの原則
1. Scalable by Design
CoralのOperationsは、業務の属人化を避け、仕組みで再現可能にすることを前提に設計されています。業務量が増えても品質が落ちず、成長フェーズにも柔軟に対応できる「拡張性のある運営体制」が特徴です。
AUM600億円・7ファンド・投資先120社以上という規模を、3名で安定して運用できているのは、まさにこの設計思想の成果です。
2. Ops as a Product
CoralのOperationsは、「日々進化するプロダクト」として捉えられています。タスクリスト、Slack通知、LP向けレポートなどあらゆる業務を、SaaSとAIを駆使して自分たちの手で設計し、日々改善しています。
たとえば:
- 投資実行までのプロセスをNotionで投資先と共有
- 各種承認依頼をSlackに集約し、自動リマインド
- 契約書やDD資料は、事前に需要論点やCoralのハウスビューをまとめたAIにまず読ませて重要項目や重要度合いを判定してからレビューを進める
- HubSpotとDocuSignをZapierで連携し、契約締結をほぼノータッチで完了
コードを書けるメンバーもいれば、ノーコードでも工夫しながら、「もっとラクにできないか?」と考え続けるカルチャーがあります。Operationsチームは、まるで自分たちのプロダクトをつくっているように、日々の仕組みを磨き込んでいます。
3. Borderless & Bilingual
Coralは日本に拠点を置きながら、Cayman籍ファンドを運用し、海外LPとのやり取りや海外投資も行う、日本でも数少ないグローバル志向のVCです。
契約や監査対応は必要に応じて日英バイリンガルで行い、海外規制との整合性も求められるため、国内オペレーションだけでは得られない視点と知見が身につきます。グローバルファームの運用経験を積みたい方にとって、そのスキルを実践で磨ける環境です。
カルチャーと働き方
Coral の Operations は、創業パートナーの澤山が直轄し、自らコードを書いてプロセスを改善するほど業務への手触り感を大切にしています。役職や担当領域にかかわらず、「良いアイデアがあればすぐ実装」が合言葉。バックもフロントもないフラットな文化の中で、他のチームとも並走しながら仕組みを進化させています。
働き方も柔軟です。リモート可・フレックス制を採用し、HubSpot・Asana・Notion などの 最新 SaaSやAIを導入し、各自に配られた法人カードで新しいツールを試すのも自由。物理的な居場所に縛られず、最適なツールとワークフローで成果に集中できます。
さらに、SaaSから核融合まで、あらゆる領域で累計 120 社超のスタートアップに投資してきた Coral は、日本の産業変革に直接インパクトを与えています。Operations で行った投資実行、整備した仕組みやデータ基盤が、その社会的価値を下支えしている──それを実感できるのも、Coralで働く大きな魅力です。
これから挑むテーマ
CoralのOperationsは、現状に満足せず、常に次のフェーズに備えています。今後の注力領域は以下のとおりです:
AI × Portfolio Management
投資先データをリアルタイムで集約し、ChatGPTなどのAIを活用して、リスク兆候の早期発見や次のアクション提案につなげる仕組みを構築中です。
海外投資やSPVへの対応強化
複雑化する税制・規制に対応しながらも、迅速な投資実行を実現。必要に応じてSPVを即時に立ち上げられる体制を維持・強化しています。
グローバルトップティアの運営品質へ
Coralの運営体制は、すでに国内外のトップティア機関投資家からの出資を受ける水準にありますが、グローバルファームとしてさらに上を目指し、全社的に体制と品質のさらなる強化に取り組んでいます。
Coralで得られるキャリア価値と待遇
- VCファンド運営に不可欠な会計・税務・ファンドストラクチャーの知見を、実務を通じて獲得できます。ミドルバック業務は専門性が高い一方で、他のファンドや投資機関にも通用する汎用性があり、今後ますますニーズが高まる領域です。
- Finance × Tech のスキルを習得し、将来的にはCFO候補やファンド組成人材としてのキャリアパスを築くことができます。
- Operationsチームを含め、全社員にファンドレベルでキャリーを付与。ファンド全体の成果と連動した報酬体系は、Coralの「play jazz」なチームカルチャーを支えています。
- リモートやフレックス、育休など、働きやすい柔軟な環境を整えています。
求める人物像
- ファンド管理 or スタートアップでの経理・財務経験 5年以上
- 日本語ネイティブ、英語ビジネスレベル
- プログラマの三大美徳(怠惰・短気・傲慢)に共感できる方
- 怠惰:面倒な作業を放置せず、自動化で解決したい
- 短気:非効率に耐えられず、すぐに改善したい
- 傲慢:品質と成果にこだわり、プロとして妥協したくない
- スタートアップマインドを持った方。Coralはまだ6年目、20人弱のスタートアップです!
一緒に次のフェーズをつくりませんか?
CoralのOpsは、戦略性・技術力・国際性を兼ね備えた「攻めのオペレーション」です。
効率化のその先にある、「仕組みそのものを進化させる面白さ」を体験したい方は、ぜひ一度カジュアルにお話しましょう。
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Founding Partner @ Coral Capital