本ブログはニューヨークのベンチャーキャピタルUnion Square Venturesでパートナーを務める、Fred Wilson(フレッド・ウィルソン)氏のブログ「AVC」の投稿を翻訳したものです。
私はあらゆる形態・規模の会社にとって、360度評価は適していると考えています。昨日、USVの投資先企業のCEOと彼の会社について話した際、「うちは社員が50人くらいいるんだけど、そろそろ360度評価を始めるべきかな?」と聞かれました。私は始めるべきタイミングはとっくに過ぎているね、と答えました。評価に使えるウェブアプリケーションのおすすめはあるかと彼が言うのでいくつか教えましたが、このコメント欄でもみなさんのおすすめを挙げてもらえたら嬉しいです。
USVのパートナーのAlbert Wenger(アルバート・ウェンガー)氏は先週、CEOのパフォーマンス評価についてのブログを書いていましたが、私はそのためには定期的に360度評価を行うのが最もよい方法だというコメントを残しました。CEOの場合、評価内容は最低限一部の役員に共有され、過不足なく説明されるべきです。
シニアマネージャーの評価の場合、評価結果のプレゼンの際にはシニアマネージャーと共にCEOが同席するべきです。そうすればCEOは評価について所見を述べたり、助言やコーチング、成長ゴールなどについても話す機会を持つことができます。
そしてシニアマネージャーたちも、自分のチームメンバーに対して同様に行うべきです。
私はこれらのプロセスを行うのに経営コンサルを使う会社を見てきました。一緒に仕事をしたい経営コンサルが具体的にいる場合には素晴らしい考えだと思いますが、ほとんどの会社では有能な人事チームでも十分にこれを行うことができます。
私は従業員が10人程度の小さな会社でも360度評価は有益だと思うので、弊社の投資先企業には強く勧めています。360度評価に抵抗を示すCEOやマネジメントチームを見ると、私は危険信号ととらえます。私は誰もが自分のパフォーマンスについてフィードバックを得られるべき、得るべきだと思いますし、それを受け入れることができれば間違いなく役に立つでしょう。
Editorial Team / 編集部