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良いスタートアップには「ハートビート」がある―、CEO はバンドのドラマーであれ

本ブログはニューヨークのベンチャーキャピタルUnion Square Venturesでパートナーを務める、Fred Wilson(フレッド・ウィルソン)氏のブログ「AVC」の投稿、「ハートビート」を翻訳したものです。


私が一緒に働いているスタートアップ企業の中で、とくにうまく行っているところには、どこもハートビート(鼓動)があります。一定のペースで運営していますが、そこには歩調とリズムがあり、それは社内の人でも社外の人でも、誰もが感じることができます。

ここで言っているのは、単にプロダクトやエンジニアリングについてだけではありません。もちろん、プロダクトやエンジニアリングにハートビートがなければ、それはハートビートがあるスタートアップ企業とは言えませんが。定期的にプロダクトをリリースしない企業は、動脈に詰まりを生じていて、それが企業文化全体に広がって、士気の低下、自信の喪失、堂々巡り、混乱を招くことになります。

このハートビートを軌道に乗せ、持続させる方法は数多くあります。テクニックとしては、迅速なプロダクト開発、月ごとや四半期ごとの OKR(目標と成果指標)、毎週の全員参加の会議での発表、メトリクス会議、その他、さまざまのものがあります。

けれども結局のところ大切なのは、私に言わせれば、一定の周期に従って物事を成し遂げて、そのリズムを波に変えて、その波に乗る、そういう考え方そのものです。

そして、その波を発するのが CEO です。CEO はバンドのドラマーです。CEO がビートを決め、そのビートを刻み続けます。そして誰もがそれに合わせて演奏するのです。

ハートビートのある企業にいたことがある方なら、私が何を言っているかお分かりでしょう。

その経験がない方は、そういう企業を見つけて仲間に加わり、身をもってその感覚を知る必要があります。

なぜなら、ハートビートこそ、あなたのスタートアップ企業にとって必要なものだからです。

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Editorial Team / 編集部

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