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退職面談はCEOがするべきだ

本ブログはニューヨークのベンチャーキャピタルUnion Square Venturesでパートナーを務める、Fred Wilson(フレッド・ウィルソン)氏のブログ「AVC」の投稿、「Exit Interview」を翻訳したものです。


私は退職面談が大好きです。他の多くの経営手法よりも、退職面談を通じて多くを学びました。退職を前にし、躊躇なく本音を吐露する人からは多くを学ぶことができるのです。

投資家やベンチャーキャピタリストが退職面談を行うことはめったにありません。投資先企業に重大な問題があり、問題の核心に迫りたいと思うような場合に限り、私は面談を行うようにしています。

しかし会社のCEOであれば、これ以上はもう無理という規模に会社がなるまで、すべての退職者と面談をするべきです。その段階を超えたら、経営幹部がCEOと連携して実施すべきです。

私のやり方を以下に示します。

まずは、退職者の上司から退職にいたった原因を聞き出し、概要を理解します。上司がどう理解しているかを把握しましょう。このような状況では、背景情報が非常に役に立ちます。

次に、退職面談が魔女狩りのようにならないよう注意しましょう。会社や仕事、上司・同僚などについて、良いことも悪いことも話し合うようにします。対立的な雰囲気を抑えれば抑えるほど、面談から多くが得られるでしょう。

最後に、相手の言うことを金科玉条のように受け取ってはなりません。あらゆる状況には常に2つの側面があります。私は、できるだけその両面を理解しようと努めます。誰もが意見と本音を持っており、その前提ですべてを理解することが重要です。

退職面談は人物リファレンスを取ることと、良く似ています。複数の面談に共通して現れるパターンは最も示唆的で、傾聴に値するものです。退職面談は、そうしたパターンを可視化するための素晴らしい方法なのです。

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