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「機能性」対「コンテンツ」

本ブログはニューヨークのベンチャーキャピタルUnion Square Venturesでパートナーを務める、Fred Wilson(フレッド・ウィルソン)氏のブログ「AVC」の投稿、「 Functionality vs. Content」を翻訳したものです。2019年4月に発表された「Disney+」という新ストリーミングサービス(本翻訳記事掲載時は2019年11月12日スタートの予定)へのネット上に反応をきっかけとした、Netflixのビジネスの強みと、その考察です。


Disney(ディズニー)が「Disney+(ディズニープラス)」を発表したことで、私はここ1週間、ツイッター上でNetflix(ネットフリックス)とディズニーに関するツイートをいくつか目にしました。

(上記ツイートの翻訳)
@ReformedBroker
「ディズニーのコンテンツがネットフリックスを作ったんだ。ディズニーはひどい契約をして2013年から新作をネットフリックスに提供した。そういったコンテンツが何億という新規登録の土台になったんだ。ディズニーのないネットフリックスなんてどうでもいい。いいドラマのいいシリーズが少しばかりあるだけで、あとはTBSですら放送しないものばかりなんだから」(訳注:TBSは米国の老舗チャンネル)

@BlockchainLindzon+
「長いことディズニーファンだけど、今はネットフリックスは利用していない。つまり、今の料金でネットフリックスに入ることは絶対にないってこと」

ディズニー株は今週11%の上昇

そしてネットフリックス株は今週5%の下落

確かにストリーミング事業への参入はディズニーにとって良いことでしょう。しかし、ことネットフリックスに関して言えば、コンテンツがそれほど問題になるのか私は疑問に思っています。

今週初め、ある友人がこれをシェアしてくれました。

(訳注:ネットフリックス加入の理由で上位を占めるのは「広告で中断されないから」「何を見るか選べるから」「シリーズ物を続けて見れるから」などが多く、「コンテンツが好きだから」(4と5)よりも上位に来ている。数字は低いほどスコアが高い)

このデータを見て、私は彼にこう返信しました。

「次のモデルの機会を切り開くのは、前のモデルにある不満(コマーシャルによる中断、予約購入など)だ」

新たなモデルであるストリーミング配信がしっかりと根付いている今、機能性だけがネットフリックスや他のサービスを救うと言っているわけではありません。

しかし、サービスの機能性(広告なし、シリーズ物が一気に見られること、ユーザーインターフェイス、キュレーションサービス、通知、料金など)は、そこで『The Incredibles(Mr.インクレディブル)』が見られるかどうかと同じぐらい、もしくはそれよりももっと重要であると考えています。

そして一番重要なのは、先に述べたように、新たなモデルへの道を切り開くのは前のモデルに存在する不満だということです。

そのため、もしあなたが何についてであれ新たなモデル開発に取り組んでいるのであれば(仮想通貨、ヘルスケア、教育、金融など)、現在のモデルで最も不満や苛立ちを感じさせるものが何であるかをじっくりと見きわめ、それらを取り除いた特徴のモデルで抜きん出ることに注力すべきです。

AVC

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