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ランウェイ最大化は成功確率を下げる

本ブログはニューヨークのベンチャーキャピタルUnion Square Venturesでパートナーを務める、Fred Wilson(フレッド・ウィルソン)氏のブログ「AVC」の投稿、「Maximizing Runway Can Minimize Success」を翻訳したものです。


ランウェイとは、会社の資金が底を突くまでの残り時間です。あるいは次に調達するまでの時間か、ビジネスが自立して回り、採算が取れるようになるまでの時間だと言えます。ランウェイはスタートアップの生き残りに関わります。だから、スタートアップ業界の誰もがランウェイのことばかり考えているのです。

スタートアップはランウェイをできるだけ長くしようと、可能な限り多くの金額を調達したり、経費を最小限に抑えたりしようとするでしょう。私はこうした施策を行うチームを見てきましたが、実のところ、どちらの施策も良い結果に結びつくことはあまりありません。

実は、スタートアップがシードラウンドやシリーズAで調達する金額と成功は逆の相関関係にあります。はい、逆です。調達した金額が少ないほど、成功する確率は高まります。私はいつもこのデータを真剣に眺めています。一見、理にかなっているようには見えないのですが、私のスタートアップ業界での20年の経験からこれが事実であることがわかっています。

チームのリーンな姿勢を維持するのは会社の役に立ちますし、それは私がいつもスタートアップに啓蒙していることです。Tumblrは2年近く、2人のチームで動いていました。けれど、Tumblrの2人は特別でした。ほとんどのスタートアップはそのようにはできません。ほとんどのスタートアップは、プロダクトを世に出し、改善して、スケールさせ、事業を軌道に乗せるために少なくとも6人かそれ以上の人数を採用する必要があります。そして、採用にはお金がかかります。

スタートアップはランウェイを最大化するゲームに乗るべきではないと私は考えています。目標地点にできるだけ早く到達するゲームとして考えるべきです。あなたのビジネスにとって重要な指標が順調に推移しているのなら、追加で調達することは難しくないでしょう。そこに注力していれば、ランウェイのことは気にしないでもよくなるはずです。

離陸する飛行機であるなら、ランウェイの長さはさほど重要ではありません。離陸できない飛行機には、そもそも十分な長さのランウェイなど存在しないでしょう。

AVCエクイティファイナンス

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