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不完全で「毛の付いた」ディール

本ブログはニューヨークのベンチャーキャピタルUnion Square Venturesでパートナーを務める、Fred Wilson(フレッド・ウィルソン)氏のブログ「AVC」の投稿、「Hair On A Deal」を翻訳したものです。


投資を検討している企業のすべての要素が、自信を持って投資できるレベルであれば、それが理想的です。チームメンバーは素晴らしく、リファレンスも良い。マーケットは巨大で、テクノロジーの開発は十分進み、投資する条件もバリュエーションも魅力的といった具合です。

しかし理想通りにいかないのが世の常です。投資を検討している企業について必ず気にかかる点があるものです。長年仕事をする中で、この不完全さを言い表すのに「毛の付いたディール」(hair on a deal)という言葉をよく耳にしてきました。「このディールにはたくさんの毛が付いている」という風に使います。

多少毛が付いていても、他の条件が良ければ問題にはなりません。ですが、たくさん毛が付いているのは見過ごせず、ディールが破談となる原因にもなります。

WeWorkが当面の間、上場を延期した話は、たくさんの毛が付いたせいで、ディールがうまくいかなかった例と言えるでしょう(訳注:本記事は2019年9月の記事の翻訳です)。

WeWorkには望ましい要素がいくつもあります。彼らは新しいオフィスの形態を広め、新しいビジネスモデルを作り、シェアオフィスのグローバルブランドを築き上げました。

WeWorkは最終的に上場するのではないかと私は考えています。

けれど、現時点ではWeWorkの取引にはあまりにも多くの毛が付いてしまっています。WeWorkがこの数週間行ってきた対応ではまだ十分、その毛を取り除けていないようです。

WeWorkの件から起業家が学べることは、資金調達をするなら、本当に万全な状態を整える必要があるということです。投資家が眉をひそめる状態なら、先行きは悪くなるばかりでしょう。毛が付いているせいで、調達できるチャンスを台無しにしてしまう可能性があるのです。

AVCエクイティファイナンスベンチャーキャピタル投資基準

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