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イグジットまで20年に及んだVC投資から学んだこと

本ブログはニューヨークのベンチャーキャピタルUnion Square Venturesでパートナーを務める、Fred Wilson(フレッド・ウィルソン)氏のブログ「AVC」の投稿、「The Long Game」を翻訳したものです。


起業とスタートアップ投資は長期戦です。忍耐力、レジリエンス、資本、コミットメント、その他多くのことを必要とします。

とはいえ、ベンチャーキャピタル投資の平均期間は7年から10年です。それ以上長くなるのは稀です。しかし、長期化することもあります。

昨日(訳注:2019年5月1日)、かつてスタートアップであり、現在はReturn Pathというかなり大きな会社と私の20年近くに及ぶ関係が終わりを迎えました。Return PathはValidityに買収されると発表したのです。

私がUnion Square Venturesの前に創業したベンチャーキャピタル、Flatiron Partnersは2000年以降、積極的に投資を行っていませんが、2000年の半ばに最後の投資としてReturn Pathに出資しました。私は出資後まもなく同社の取締役となり、以来、Return Pathの創業者でCEOを務めるMatt Blumbergと一緒に仕事をしてきました。

私のキャリアは、いろんな意味でReturn Pathとその創業者から大きな影響を受けています。Mattと私は、Return Pathを通じて20年近く付き合い、その過程で強い信頼関係を築き、サポートし合い、最終的には相互に利益をもたらす関係を築くことができました。

この長期戦において私たちには仲間がいました。Brad FeldGreg Sandsは、私が取締役になった1、2年後にReturn Pathの取締役になり、私にとってベンチャー業界の中でも最も親しい友人になりました。また、Scott PetryJeff EpsteinScott Weissのような素晴らしい社外取締役もいました。経営陣は20年の間に何度も交代していますが、Jack Sinclair、George Bilbrey、Ken Takahashiなど何人かは離れず会社を支え続けました。この20年間、私がこの会社と素晴らしい時間が過ごせたのは、こうした人たちがいたおかげなのです。

Mattと私は共にあらゆることを経験しました。会社が死にかけたことが4、5回ありましたが、生き残ることができました。会社を売却するはずだったのに、契約締結の前日に頓挫したこともあります。たくさんの事業を買収したり、売却したりしました。何度か大規模な人員削減を行い、何度か大規模な事業拡大を行いました。多くの役員を採用し、多くの役員との別れを経験しました。

これまでの間、私たちは祝福し合い、怒鳴り合い、泣き合い、互いにイライラし、ストレスをためながらも支え合ってきました。Mattのおかげで私はより良い投資家になれたと思います。起業家をサポートすること、素晴らしい取締役会を築き導くこと、そして長い期間、わずかな勝率に賭け頑張ることについてMattは私に多くのことを教えてくれたのです。

私のここでの、あるいは別の場所での発言や行動、説明の土台となっているアプローチや哲学はこれまでの経験から培ってきたものです。そして、私はMattとReturn Pathとの仕事以上に、多くの経験を積めたところはありません。もし私があなたの役に立っているのなら、それはMattのおかげなのです。

Mattと彼のチームがまた会社を立ち上げたのなら、何社でも一緒に仕事をしたいと思っています。今度は20年もかからないことを期待しています。

AVCイグジット

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