本ブログはニューヨークのベンチャーキャピタルUnion Square Venturesでパートナーを務める、Fred Wilson(フレッド・ウィルソン)氏のブログ「AVC」の投稿、「Honoring Labor」を翻訳したものです。本ブログは9月7日、米国の「レイバー・デー」(労働の日)に公開されたものです。
アメリカの税制で不満に思っているのは、資本よりも労働に多く課税される点です。
例えば、テスラの株を購入して10万ドルの利益を得た場合、利益の15%を国税庁に支払います。
一方で、もしあなたが学校の先生として働き、10万ドルの収入を得た場合、収入の22~24%を国税庁に支払います(結婚していて一緒に申告しているか、独身で申告しているかによって異なります)。
この税制は労働よりも資本を優遇していて、それは間違っているように思うのです。
所得税を軽く、キャピタルゲイン課税は20%くらいに引き上げ、すべての収入にはそれをどのように得たかにかかわらず平等に課税し、収入への影響が一律である方がより良い税制なのではないかと私は思っています。
連邦政府の祝日として「レイバー・デー」(労働者の日)と呼ぶ日を設け、労働者の貢献を称えるのはいいですが、株式市場で得た利益よりも労働者の仕事に対して多く課税するのをやめる方が、労働者を称えることになるのではないでしょうか。
Editorial Team / 編集部