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「鉄は熱いうちに打て」はビジネスでも重要

本ブログはニューヨークのベンチャーキャピタルUnion Square Venturesでパートナーを務める、Fred Wilson(フレッド・ウィルソン)氏のブログ「AVC」の投稿、「Strike When The Iron Is Hot」を翻訳したものです。


先月、私の子どもの友人に、テック業界で仕事をしている私の仕事仲間を紹介しました。その若者は、メールでの紹介に返事をするのに1日かかったので、話は冷めかけていました。

幸いなことに、今週になって紹介の話が再び出たので、まだそこから話が進展するかもしれません。

この話と関連して、もうひとつ別の話を思い出しました。

1996年のことです。私が最初に立ち上げたVCであるFlatiron Partnersがニューヨークのフラットアイアン地区に移転した時のことです(この地区に移転する他、選択肢がありませんでした)。私は友人に、数年前にオープンした「Gramercy Tavern」というレストランでのランチに誘われました。そこは当時、ニューヨーク中の注目を集める人気店でした。

レストランでランチを取っていると、Gramercy TavernのオーナーであるDanny Meyerがやってきて、ランチのお客に挨拶をしていました。

Dannyが私たちのテーブルにやってくると、私の友人は彼に「友人のFred Wilsonを紹介させてください。Flatiron Partnersの創業者で、つい最近、この近所に移転してきました」と言いました。Dannyはポケットから名刺を取り出し、「この地区にようこそ。席が必要ならご連絡ください。用意いたしましょう」と私に言いました。

その夜、家に帰って妻に「今日、Danny Meyerに会って、名刺をもらったんだ。席が必要なときは、いつでも電話していいって言われた」と話しました。すると妻は「明日のランチに行くべきよ」と言いましたが、私は 「明日は誰ともランチする予定はないよ」と答えました。妻は「なら予定を入れることね。明日ならDannyはあなたのことを覚えているだろうけど、来月には忘れてるわよ」と言いました。

私はランチの予定を入れ、Dannyに電話し、予約を入れました。Dannyがランチの客に挨拶する際(彼がニューヨークにいるときはいつもそうしているそうです)、再び私にも挨拶してくれました。私とDannyは友人になり、今でもResy(訳注:予約サイト)で予約が取れないときは彼に電話して席を確保してもらっています。

「鉄は熱いうちに打て」と言うのはものすごく大事ということです。妻が「予定を入れることね」と言ったのをよく思い出します。これは真実で、これからもきっと変わらないでしょう。

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