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出資先スタートアップの中の「優等生」

本ブログはニューヨークのベンチャーキャピタルUnion Square Venturesでパートナーを務める、Fred Wilson(フレッド・ウィルソン)氏のブログ「AVC」の投稿、「The Star Pupils」を翻訳したものです。


私と妻が投資しているアーリーステージのVCファンドの数字を見ていました。投資先についてはあまり詳しくないのですが、このファンドは2012年に組成しています。ポートフォリオには24社の名前(投資先)があり、そのうちの3社がファンドの利益の92%を生み出していました。
私が過去30年間で運用を手伝ったり、投資したりしたアーリーステージのベンチャーキャピタルファンドは多かれ少なかれ、同じようなパターンを示していました。少数の投資先がリターンの大部分を生み出すというのは、アーリーステージ投資の基本原則であると私は考えています。
しかし、ここが大事なところです。数社からしかリターンが得られないからと言って、その数社にだけ目をかけることはできません。
クラスを受け持つ教師のようなものだと私は思っています。
クラスには「優等生」が何人かいるでしょうが、教師の仕事は生徒全員に目をかけることです。仕事の報酬は優等生が輝く姿を見ることかもしれませんが、仕事内容は違います。教師の仕事は、すべての生徒に平等に対応したり、他の生徒より苦戦している生徒を助けたりすることなのです。
アーリーステージのベンチャーキャピタル投資事業について考える際、この考え方が役に立っています。仕事と報酬は分けて考えるべきことが多いのです。

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Editorial Team / 編集部

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