先週、「パクられた! プロダクトの丸パクリ問題にどう立ち向かうべきか?」というブログ記事を公開したところ、ソーシャル上で多くの反響がありました。参考になる意見も多いので、新たにこちらの投稿でご紹介したいと思います。
前回の記事では、プロダクトのアイデアや新機能、UI/UX、デザインなどを丸パクリされた場合、スタートアップとして何ができるかという問いに対して、対抗手段はほとんどないと書きました。ただ、プロダクトを生み出したチームや意思決定の積み重ね、その背後にある洞察・思想はコピーできないから、実際問題としては負けることがないので気にしないことではないかという風にも書きました。皆さんの意見はどうだったでしょうか?
特に多かった意見は4つ
この記事は非常に多くのリツイートしていただき、それに合わせて起業家やエンジニア、弁護士、大企業の中の人などが意見を述べていました。
特に多かった意見は、心情的に許せるかどうかは別としてパクられるのなんて仕方がないとしつつ、
- それを前提にネットワーク外部性による障壁やファン層を作っておくべき
- ユーザーに向き合い、前を見て後続が追いつけないスピードで走り切るのみ
- 実際に思想はパクれないし、実体験からも丸パクリ二番手が消えたのをみた
- (特に大企業などに)パクられるのは光栄。むしろ取り組み領域の宣伝にプラス
というものでした。
では、以下に主だった意見や議論の要点をご紹介しましょう。
提供価値が同じなら似るのは当然
まず類似の程度問題の話から。そもそも、同じジャンルのアプリであれば似たようなUIになるのは当然だよね、という話があります。以下は2017年にZ会が買収したオンライン塾「アオイゼミ」の創業者の石井貴基氏のツイートです。
アオイゼミの動画視聴UIも丸パクリされたことがありますが、まさかそこに買収されると思わなかったです笑
まぁ同じ機能だと似たような画面にはなりますよね。
パクられた! プロダクトの丸パクリ問題にどう立ち向かうべきか? https://t.co/oCc7gUCyPB
— いしいたかき@アメリカ横断中 (@takaki_ishii) October 9, 2019
パクられた当時、「逆に『Z会さんに認めていただけるなんて!!』と当時社内で盛り上がったのが懐かしいですね…(遠い目)」という感慨を持ったそうです。石井氏は提供価値が同じであれば似たようなUIに収斂するのは当たり前という点も指摘しています。
その後のツイッター上の私とのやり取りで出てきた論点は、リーン開発(アジャイル開発)と、ウォーターフォール型発注の違いです。
そうなんですよね。
ただ、非ITが表面だけパクると火傷を負うのも恒例なんですが笑
やっぱりそれぞれの画面配置にも意味がありますし、リーンで開発していると日々変わりますからね。
ウォーターフォール型で発注すると、待っているのは確実な停滞という…(どこの話とは言っていませんw)
— いしいたかき@アメリカ横断中 (@takaki_ishii) October 9, 2019
石井氏からは、哲学や思想はパクれないのでドンと構えておくのが精神的にも良いということや、新コンセプトのサービスの場合は競合がいて市場が活性化されることもあるとのご意見を頂きました。
そもそも人間は全く新しいものなんて生み出せない
そもそも人間は新しいものを生み出せないという話もあります。広告業界や出版業界では広く知られた考え方かもしれません。今から80年も前の指摘ではありますが、ジェームズ・ウェブ・ヤングという米国の実業家が『アイデアのつくり方』という著書で述べたことです。「アイデアとは既存の要素の新しい組み合わせでしかない」ということで、本当の意味で新しいものなどないということです。私たちはみな巨人の肩に乗っているとする考え方で、オープンソースに親しんでいるエンジニアの皆さんは、こうした考えに共感するかもしれません。
以下の篠塚氏は、Relux(社名はLoco Partners)の創業者でKDDIへのイグジット経験のある起業家です。
良記事。多かれ少なかれ、全ての現存するプロダクトは過去先人たちの知恵を必ず何かしらはパクっています。それは外側の見た目だけじゃなくて、内側のモデルまで含めてあらゆる商品はむしろパクリによってのみ進化していると思っているので、どっちでも良い派。https://t.co/fEYTw2Ms4i
— Takaya Shinozuka / Relux CEO (@shinojapan) October 9, 2019
別に問題じゃなくない?ベンチャーが最初に考えるリスクでしょ。パクられるのの何が悪いんだろう。だいたいどんなプロダクトも何かのパクリでしょ。 | パクられた! プロダクトの丸パクリ問題にどう立ち向かうべきか? | Coral Capital https://t.co/YdO9i1xR20
— omuomugin (@omuomugin) October 9, 2019
パクられた!と言っているサービスが、実は米国発祥の日本版ということもあったりするのが現実かもしれません。
思想とエグゼキューションが大事
思想とエグゼキューションが大事なので一時的に丸パクリされても最終的に先を走っている人間、それをつくっているチームが勝てるという意見もたくさんありました。
創業したアドテクスタートアップのScaleOutをKDDIへ売却したイグジット経験もあるエンジニア起業家の山崎大輔氏は以下のようにツイートしています。
思想はパクれないしそもそも争いなので、防御しつつexecutionで勝つ方法を模索した方がいいと思う。
パクられたら腹がたつけど「最終的には勝つのはこっちなので、未来の顧客になる畑を耕してくれてる」と考えると少しは気分良くなると思う。https://t.co/OLk9eRQK7V— 最速配信研究会 山崎大輔 (@yamaz) October 9, 2019
以下、起業家、投資家、スタートアップのプロダクト系の方々のツイートを中心にご紹介します。
パクられるのは止めれないし、止めようとしても(特にリソースの限られたスタートアップには)労力の無駄なので、より素晴らしいエクセキューションに注力すべきだと思っています pic.twitter.com/b5lEMflN8F
— 砂川大@エンジェル投資家 (@SunagawaSunny) October 8, 2019
パクリ問題については模倣の精度が高いほど、模倣した側の組織は無思考に陥っていると思うので、長期的に見てさして脅威にはならないでしょう。一番怖いのは一部だけ模倣された時でしょうか。それは戦略的もしくは意図的な時短のための模倣なので。https://t.co/u0tbwDRUmW
— 山田浩輝 (@ROXX_yamada) October 9, 2019
現時点での課題を解決できるかは必然で、それに加えてプロダクトのロードマップがあるかも含めて検討するから、ステークホルダーの期待にいかに答えるかみたいな心構えがコミュニケーションを通して感じることができるものは素敵だなと思う。https://t.co/9xxCvxyybZ
— abeai@600 EmployeeExperience担当執行役員 (@love_5555) October 9, 2019
ベンチャーや新規事業では「本当の競争優位性は言語化できないところにある」と言われるけど、まさにこれ。見た目は言語化できるけど、そのUIを作るチームやカルチャーは真似できない。美人だけど性格悪い子はすぐバレるのに似ている(気がする)。https://t.co/fxWBCNGdOC
— 佐々木 真@SmartMeeting代表 (@sasaki_kaigi) October 9, 2019
ユーザに向き合うしかないですよね。魂がこもってなければ、ビジョン・組織・実行各フェーズで後手後手アクションしかできないので脅威ではないです。
相手が超強い場合、大手に買収されるチャンスです笑パクられた! プロダクトの丸パクリ問題にどう立ち向かうべきか? https://t.co/ygBAsgjBtK
— 地獄のスタートアップ (@startup_in_hell) October 9, 2019
腹立つけどシステムの細部、マーケの考え方、オペレーションの精度は盗めないし僕も絶対再度作れない。
なのでここすごく同意!
→見た目の丸コピーはできても、プロダクトの思想までは盗めないからです。パクられた! プロダクトの丸パクリ問題にどう立ち向かうべきか? https://t.co/ERCM1DYo51
— 三輪謙二朗@Rentio (@miwawa0717) October 9, 2019
自分達のサービスと思想に自信があれば、嬉しいことだなと感じられると思う。最終的にはユーザーのエンゲージメントと思想はパクれないので、それがあるかないかかなと。
パクられた! プロダクトの丸パクリ問題にどう立ち向かうべきか? https://t.co/oAaKnCujmZ
— Ichiro Shoda | HERP (@fabichirox) October 9, 2019
プロダクトの大半は愛や情熱でできているから、仮に表面的にパクられても「愛や情熱がないのならパクっても無駄だよ!」と言う準備はできている。
パクられた! プロダクトの丸パクリ問題にどう立ち向かうべきか? https://t.co/OCyJ5Mrdjx
— 池上大介@iPaaS「ActRecipe」 (@DaisukeIkegami) October 9, 2019
10倍良いものでなければ先行優位を覆すのは難しいなって思うので、あせらずお客様に集中するのみですよね。フラミンゴも2つくらい似たようなものをつくってもらったことがありますが、正直気になりません。
パクられた! プロダクトの丸パクリ問題にどう立ち向かうべきか? https://t.co/ODiaI9oPX2
— Hironori Kanamura (@wilshar10) October 9, 2019
経営リソースが豊富なところに丸パクりされたらある意味チャンスかもしれない。市場と認知度をあげてもらっているうちに、チーム力でも、プロダクト機能でも、真似できないたった一つのファクターを仕込んでおいて、真似した側のプロダクトに不満を持つユーザーを頂戴する。 https://t.co/AlYRdOBlYr
— 伊藤正明@start-up (@itomasakun) October 9, 2019
SmartHRの場合は、プロダクトだけでなく、施策(会社説明資料)も真似されたりしますが、真似したいと思われるのは『認められて嬉しい』と思っています
ただ、真似するなら完成度を高くしてほしいと思ったりもするhttps://t.co/0Z8RRZAeim— yuki_ujitsugu (@ujitsugu99) October 9, 2019
M&Aクラウドもちょいちょい丸パクリされますが、パクられる前提でCSやら組織など作っているのでマネできない構造になっている自信があります。
ただパクられる度に、掛け金上がって最高だぜと思いながら、魚がし駆け込んで鮨食べてイライラ押さえています。 https://t.co/5Yh9eBZMVH
— 及川厚博@M&Aクラウド (@atuhirooikawa) October 9, 2019
TechTrain興味あるから話聞かせて!と言われ今後の展開も話したら、その後すぐに丸パクリされる事案もあったなぁw当時はブチ切れたし、やっぱりありえないけど、追いかけられる側に早くなりたいし、死ぬほど突き放していけるようにサービスを磨きたいと思います。https://t.co/Ac1qvvhl6l
— おざまさ/masao ozawa/TechBowl代表取締役 (@zawamasa) October 9, 2019
まだ市場が未成熟な場合はパクるパクられるより、一緒に市場つくっていこうっていう気持ちでいると良さそう。
ただ、やるからにはフェアに。
始める前に相手のやり方や展望探ったりするのは、別に問題はないけど個人的には嫌いだし、一緒にやりたいとは思わない。— 徳海亘奎 (@tokusea0120) October 9, 2019
ビジネスモデルのコピーは別に普通のことだと思うけど、UIまで丸パクリされているの見ると、倫理観って知ってる?って気持ちになる。
パクられた! プロダクトの丸パクリ問題にどう立ち向かうべきか? https://t.co/TtwJZ3R7bq
— はらぱん@mofmof inc. (@harada4atsushi) October 9, 2019
Boostnoteは1300回以上forkされてるけど、ここからパクリが生まれるんじゃないか、という危機感は一度も持ったことがない。この仕組みによって車輪の再発明を防いで、コミュニティと共創し続けることが価値であり、そこに参加する価値を感じてもらうことがブランドhttps://t.co/FqeMWMx8ul
— Kazz Yokomizo (@kazup_bot) October 9, 2019
KARENもパクられることがだんだん増えてきた。市場にとってはいいことなのでどんどん広告費突っ込んでくれと思いながら、丸パクリするような能無しをいつどうやって炙り殺そうかどうしても考えちゃう。。。ダメだ!ユーザーのことを考えようユーザーのことを!!https://t.co/fsZkFsq96h
— 武藤諒俊 / KAREN CEO (@ryoshun49) October 9, 2019
前職でどんなにABテストまわして改善し続けても永久にUIを競合にパクられつづける呪いにかかってたので何も感じなくなった。そしてそんなことで負けるほどビジネスは単純ではない。https://t.co/0uFIl4hGAI
— キムラノリヒト / mento.jp (@norikmr) October 9, 2019
懐疑論や現実派の意見も
一方で、以下のご意見は傾聴に値するなと思いました。思想なんかで本当に守れるのか、という懐疑論、あるいは冷徹な現場感かもしれません。
そうなのかなーと思いつつ、素晴らしいUXのプロダクトをパクられ、資本力でネットワーク効果とられて入り込む余地なし。みたいなケースとかないのかな。そんで粗悪なもんでも独占になるパターン。
パクられた! プロダクトの丸パクリ問題にどう立ち向かうべきか? https://t.co/AJHzj4Xyeu
— 杉山 拓也 (@motojouya) October 9, 2019
UIスナップショットは盗めても思想やオペレーションは盗めないってのは一見それっぽいけど本当にそうだろうか。「パクるような下衆は深い部分を理解できるわけがない」みたいな憎悪に紐づく認知バイアスみを感じる。https://t.co/9qd8B7gAj1
— schroedingercat (@schroedingercat) October 9, 2019
ハードウェアの場合はスタートアップでもクイックに変更できないので、大企業的にはクラファンやスタートアップのプロダクトで人気出てきたものを全力でパクれば負けない戦いできそうだな、それに対抗できる強みをソフト面とかで作り込まないとだよなーとかよく考える。https://t.co/plKbBxpbMV
— Yohei Sawayama/澤山陽平 (@yohei_sawayama) October 9, 2019
今更本件コメントするけど、結局コピーが極めて容易で、後から大企業が資本力で来たらどうやっても勝てない、みたいなビジネスってスタートアップがやるべきじゃないのではと思います。ネットワーク効果なり、真似するのに時間がかかる技術なり、何かが無いと厳しいかなと。 https://t.co/Nkewyosart
— 清水信哉@Elephantech (@kakenman) October 15, 2019
私の知人のex-GooglerでAppLovinの日本法人立ち上げをやった後に、Smartly.ioの日本第1号社員、エンジェル投資家とも活躍している坂本達夫氏は、Facebook上で以下のようにコメントしてくれました。
ネットワークの外部性など障壁が大事
コピーできない何か(思想やチーム)がある、という抽象的な言い方ではなく、具体的に指摘するツイートも見られました。これはむしろ最初の記事で書き忘れたというべきことですが、コミュニティーやプラットフォームに生まれるネットワーク外部性をつくれ、というのは基本論点です。
サービスが伸びてきたらパクられることは絶対起こるので、
– パクられにくい資産の積み上げ
– 圧倒的ニッチトップになることで参入しても勝てないと思わせること
が大事。https://t.co/E0pjamqQSm pic.twitter.com/OVTKl0SgqV— スズキング@株式会社JapanWork (@anasui2012) October 9, 2019
プロダクトの丸ぱく問題は、経営者がネットワークエフェクトを考える良い機会だと感じてます。
Amazonのサイトと同じものをコピペで作っても、登録済みクレカもレビューもないわけです。
ビジネスの後発参入を防ぐにはネットワークエフェクトなんですよ。
あとはチーム。https://t.co/FKdgkwnktm— 菅原 健一(すがけん) 「価値は相手の変化量」企業の10倍成長アドバイザーのムーンショット代表 (@xxkenai) October 9, 2019
対抗措置は『先行者利益』『ブランドとコミュニティ』『データ』だと思うけど、大手が資金量とマーケに全振りしてくるとさすがに大変だよね。そんな時に一緒にフルパワーで戦ってくれる投資家がいると本当に心強いと思うhttps://t.co/R7OwiNkdri
— Ken Müller / Zxlerr (@zxlerr) October 9, 2019
丸パクリされる前提でビジネスは設計するべき
以下がビジネス戦略に組み込まれていれば丸パクリされても簡単に競合には負けません
・ネットワーク外部性
・ユーザーのファン化
・圧倒的資金力パクられた!プロダクトの丸パクリ問題にどう立ち向かうべきか?| CoralCapital https://t.co/bPwxHjtx37
— ポーさん?エンジェル起業家 (@poosan91) October 9, 2019
法的措置は取れるのか?
法律の専門家の方々のツイートが興味深いところです。やはり、現実的には著作権などで防御するのは難しそうです。まずは問題の本質をつくツイートから。
写真や動画、音楽の無断利用はダメ、記事の転載はダメだけど、ウェブデザインはコピーしてOKなのはなんだろう。起業家の心意気の話ではなく法的に。起業家の心意気は法律をも凌駕するとかならそれでもいい。
パクられた! プロダクトの丸パクリ問題にどう立ち向かうべきか? https://t.co/k6Plmr0NvG
— Shoho Kozawa (@s_kozawa) October 9, 2019
画面構成は著作権で保護されるとは思います。著作権は当然、事前申請や権利化の処理など不要です。
でも、現実問題どうでしょうか?
プロダクトの丸パクリ問題。公開前に特許出願や意匠登録出願などを行っておけば特許権などで丸パクリ品の排除を狙うことができる。最初の日本での商品発売から3年以内なら不正競争防止法2条1項3号に基づいて丸パクリ品を排除。画面デザインであれば著作権も使えるかも。https://t.co/QrEzzRvaVD
— 中村幸雄 Yukio NAKAMURA (@yukio_n_being) October 9, 2019
法律家視点だと、著作権、不競法等があるじゃないかとなるけれども、効果は限定的でスピード感もスタートアップに合わないことが多い。
パクられた! プロダクトの丸パクリ問題にどう立ち向かうべきか? | Coral Capital https://t.co/mgRd7uNnk9
— Masahiro Ito/伊藤雅浩? (@redipsjp) October 9, 2019
パクっても失敗する
パクったところで、しょせん二番煎じ。永遠にマーケットリーダーにはなれないよ、という視点もあります。
「徹底的にパクれ!(TTP)」と称して、競合社からエンジニア引き抜いてUIからDBの構造まで全社一丸となって丸パクリしてた某メガベンチャー元気かな。いや、元気じゃないのは知ってるんですけど。
パクられた! プロダクトの丸パクリ問題にどう立ち向かうべきか? https://t.co/CznirAJ1Mm— 戦略企画屋さん (@Straplanner2) October 9, 2019
外面を丸パクリしても所詮は“ガワネイティブ”。市場環境の変化に適応し続ける体力なくして勝てない。サービスの立ち上げ過程、仮説検証を繰り返す中で得たインサイトや知見も必要だ。増え続けるインフルエンサープロダクションも、業界の「初めて」を創った会社が勝っている。https://t.co/jZEe9e6USp
— 森泰輝|VAZ,inc. Founder &CEO (@taiki_mori_VAZ) October 9, 2019
僕もGlossybox(今のアットコスメのブルームボックス)をやっているときに、プラナスボックスというのがでてきて、あらゆる部分で丸パクリしてきて、なんならクライアントの化粧品会社に我々の名前をかたって営業をかけてアポってたりしましたが、ビジネスってーのはなりふり構わずです。 https://t.co/dohG9dgHCd
— 佐々木太郎 (@TAROSASAKI) October 9, 2019
最後の佐々木氏の指摘する丸パクリですが、結局のところ、その競合は2番手を走っていたもののサービス品質が悪く、1年ほどでサービスを閉じたそうです。
最後に勝ったものが本物という起業家の覚悟
さて、最後に起業家たちの「やりきる覚悟」が垣間見えるツイートをいくつかご紹介して記事を終わりにしたいと思います。
見た目パクられても、サービスの思想と、企業カルチャー、魂はコピーできない。そして、最後に残ったものが本物。最初はパクリでも、ユーザーに最終的に圧倒的に支持されれば、結果的にはそちらが本物になる。 https://t.co/XPGX6hYm0V
— 重松大輔@「貸切出来る場所探しなら」スペースマーケットCEO (@masurao99) October 9, 2019
パクリ問題、大手からスタートアップまで一通りUIパクられたけど、so what以外の感想はなかった。
5000歩先を行け。
— Yamotty???? (@yamotty3) October 9, 2019
パクリ問題どうのこうのありますが、結局ユーザーがどんだけいんの?てのに集約されるのでパクられようが何されようがユーザーがたくさんいるほうが勝ちです。つまりぶっちぎれということです
— Sugie @ WHILL Inc (@sugix_02) October 9, 2019
SmartHRもよく丸パクリされますが、「最後まで勝ち残った奴が正しい」とも思うので、ぶっちぎりで勝てるように日々やるべきことをやるのみです。https://t.co/6AAoifD73X
— 宮田 昇始 (@miyasho88) October 8, 2019
SNSとしては後発だったFacebookが、次々と他のSNSの機能を取り入れて圧倒的勝者になった、という例を、私たちは肝に銘じるべきなのかもしれません。
Partner @ Coral Capital