2019年1月、私たちのチームは新潟でオフサイトミーティングを行いました。通常、オフサイトは四半期ごとに実施していますが、このオフサイトについて言えば、いつものオフサイトとは違うものでした。私たちは、 500 StartupsからCoral Capitalへのリブランディングをどのように実行するかを計画するために集まったのです。
興奮と確信のなさが同時に存在した時でした。私たちは、これからの新しい挑戦に興奮していましたが、新しいブランドの下で会社を立ち上げることのリスクもよく認識していました。可能な限り迅速に移行を行う方法と、年末までにどのようにCoral Capitalを業界の誰もが認めるブランドにするかについて、チームで話し合いました。
チームの努力と奇跡的な運のおかげで、移行は、正直私が予想していたよりもスムーズにできました。私たちにはまだやるべきことがたくさんありますが、オフサイトでやろうと考えたことをほぼ達成したと確信しています。チームが成し遂げたことを非常に誇りに思っています(Thank you guys!)
ファンドの資金調達
ファンドに出資してくださった投資家に心から感謝しています。最終的には、目標を10億円上回る60億円でクローズすることができました。資金の大部分は、日本の一流機関投資家からのもので、シリコンバレーにいる私の個人的なヒーローの一人からも少しだけ出資していただいています。
また、1号ファンドで投資したトップ企業のひとつであるSmartHRが、自分たちで、国内外の一流投資家から60億円を調達しました。この素晴らしい会社に対しては圧倒的な確信を持っているので、私たちはさらに5億円を追加出資し、SmartHRへの総投資額は20億円になりました。
チームの成長
チームコーラルも拡大しました。少しの運と継続的努力により、西村賢(Ken Nishimura)を説得し、Googleでの素晴らしい仕事を捨てさせ、Coralに迎えることができました。この採用が当社にとってどれほど重要であったかは、強調してもしすぎることはありません。コンテンツは常に私たちの活動の重要な部分であるため、TechCrunch Japanの前編集長を雇うことができたのは、重要な意味を持ちます。ただ、より重要なのは、Kenが友人であると同時に、カルチャーフィットの面で、全く違和感のない人と一緒に働けるということは、本当にラッキーなことです。
Kenは多くの人にその文才で知られていますが、彼は投資ミーティングのメンバーでもあります。 2020年、彼は引き続きコンテンツをリードしますが、投資活動にも関わるので、起業家の皆さん、是非、Kenに連絡してみてください!
新しいオフィスへの引っ越し
新しいファンドとチームの拡大に伴い、新しいオフィスに移るタイミングでした。私のチームは何年もの間、窓のないオフィスで我慢してくれましたが、新しいオフィスは10人が入れるもので、窓という贅沢を楽しむことができるようになりました。
投資
2019年、私たちは約18億円を投資しました。これには、11社の新規企業と15社の既存企業へのコミットメントが含まれます。Coral Familyには現在、計54社がいます。もっと多くの数字を1周年記念の日である3⽉5⽇(もちろん珊瑚の日です)に開示しますので、お楽しみに。
ダイビング
「Coral(=珊瑚)」Capitalの創設者として、もちろん私は海が大好きで、熱心なダイバーです。仕事のことを考えていないときは、スキューバダイビングのことをよく考えています。 2019年にはモルディブに行き、そこで世界最高に違いないダイビングを体験しました。多くの場所でダイビングをしましたが、モルディブは私のトップ1かトップ2に入ります。これほど多くの生命がある場所は現在ほとんどないので、これらの水域が守られることを心から願っています。
2020年に向けて
新しいブランド、新しい資本、そしてこれまでにない強力なチームとともに、新しい1年を迎えられることに、わくわくしています。すでに、第1四半期には発表済み・未発表のプロジェクトがいくつか進行中です。発表済みの最大の取り組みは、日本最大のスタートアップキャリアイベントであるStartup Aquariumです。もしあなたが2020年に新たなチャレンジを探しているなら、このイベントは良い出発点になるかもしれません。
Happy new year!
Founding Partner & CEO @ Coral Capital