全22日の日程でスタートアップ2万5,000人へのCoral合同ワクチン接種を開始しました

先週、日本のスタートアップエコシステムのためのワクチン合同接種を実施するというCoral Capitalの取り組みが正式にキックオフしました。今後1か月にわたって、およそ1,100社を対象とした2万5,000人分のワクチン接種を行う予定です。この非常に難しいプロジェクトをここまで実現させてくれたのは、Coralのチームのみならず、私たちの投資先であるキャップスクリニックや、多くのボランティアの皆さまによる多大な努力のおかげです。数週間という短い期間の中で本当にたくさんの人たちが率先して協力してくれた上に、最終的に何百人もの人たちが嬉しそうに接種の列に並ぶ様子を見ることができて、喜びと感謝の気持ちでいっぱいになりました。

政府がワクチンの職域接種の方針を発表したときは、こんなにも早く中小企業が団結し、十分な規模に達した上で医療従事者や接種会場を確保できるとは、多くの人が想像していなかったと思います。もしかしたら、政府にとっても想定外だったかもしれません。

しかしCoralでは、投資先スタートアップ企業の間に強い連帯感があるのに加え、投資先の1社がクリニックチェーンの運営会社であること、偶然にも日本有数の不動産会社がLP投資家であることから、どのハードルも乗り越えることが可能なことにすぐに気づきました。実際、自分たちにもできるのではないかという1人の起業家の提案から始まったプロジェクトは、わずか48時間のうちに1,800人もの接種希望者を集めました。そしてCoralチームのMiyakoが率先し、キャップスクリニックや三菱地所と連携しながら何千人分もの接種を実現するための複雑な調整を行い、体制を整えていきました。並行して、他のVCもプログラムに参加できるように募集をかけた結果、たった数日で約2万5,000人規模にまでプログラムを拡大できました。

ワクチンの職域接種の申請を確実に通すためには、さらに多くの下準備が必要でした。政府の当初の方針は、主に大企業を対象としていたため、早急になるべく多くのメディアで取り上げてもらう必要があると考えました。うまく全体の取りまとめができれば、中小企業による集団接種も可能だとアピールしなければならなかったのです。幸い、NHKフジテレビ日本テレビなどの多くの主要テレビ局や、海外でもBloombergReutersなどの大手メディアで紹介していただけました。このように中小企業による職域接種の前例が広く取り上げられることが、他の中小企業団体による取り組みや、その承認が今後増えるきっかけにもなるのではないかと期待しています。

ワクチンの職域接種が始まった当初と比べて、国内のワクチン接種ペースは急激に加速し、1日約100万回にまで到達しています。また、首相官邸の発表によると、これまでに政府が受け付けた職域接種の申請は4,000件弱で、約1,500万人分にも上るとのことです。わずか1か月前には、日本の接種ペースは遅すぎると世間で嘆かれていたことを考えると、とてつもない進展です。そして今回、新たな大きな変化として、大企業以外で働く人たちも後回しにされることなく接種を受けられることが示されました。今後もなるべく多くの人ができるだけ早くワクチンを接種できるように、引き続き様々な取り組みを進めていく必要があります。科学や発想力、そして強い連携力を持ってともに協力していけば、私たちはきっとこの危機を乗り越えられるでしょう。

ともに大成功を目指してプロジェクトにご協力いただいているキャップスクリニックや三菱地所、パートナーVCの皆様、そしてボランティアスタッフの皆様に、改めて感謝申し上げます。皆様のお力添えがなければ、この何千人もの人たちの命や安全に関わるプロジェクトの実現は不可能だったに違いありません。

James Riney

Founding Partner & CEO @ Coral Capital

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