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リズムを変えず、組織の「ハートビート」を一定に保とう

本ブログはニューヨークのベンチャーキャピタルUnion Square Venturesでパートナーを務める、Fred Wilson(フレッド・ウィルソン)氏のブログ「AVC」の投稿、「ハートビート(続編)」を翻訳したものです。


以前「良いスタートアップには『ハートビート』がある―、CEO はバンドのドラマーであれ」という記事を投稿して、組織におけるペースやリズムの大切さについて語りました。

最近のツイッターでの次のようなやりとりでそのことを思い出しました。

(上記ツイートのやり取りの翻訳は以下)

「流動的なペース、つまりファンドの活動や重要なできごとに対応してペースを流動的に変化させることについてはどう思われますか? ファンドや投資先企業 (の役員会) が決まったペースで開かれていると、GPや創業者が必要とする柔軟性が持てないと思うのですが」

「私はルーティーンや固定的なペースの方を支持します」


USVの投資先企業の多くはOKRプロセスを利用してチームのリズムを作っています。これらの企業を見て、そしてチームの人々がOKRについて話すのを聞いて分かったのは、プロセスにおける特定の目標や主要な成果よりもプロセスそのものの方が結局は重要だ、という意味でOKRはある程度「実質よりも形式優先」であるということです。

私は、チームがよく考えて目標を設定したり目標達成に力を注ぐことを否定しているわけではありません。それは必要なことです。

ただ、プロセスがもたらす、定期的 (大抵の企業は四半期に一度) な目標設定、それに関する1週間または2週間に一度の報告というリズムが非常に大切だと言っているのです。それにより鼓動が設定され維持されるのです。これは非常に重要なことです。

USVもそうですが、多くのベンチャーキャピタルは、週に1度、多くの場合は月曜日にチームミーティングを開いてグループ内の足並みを揃え、過去1週間の報告をし、これからの1週間で集中的に取り組む業務について検討します。この週に1度というペースによって私たちは起業家に柔軟に対応し、比較的迅速にグループとしての決断に達し、足並みを揃えていられるのです。

上場企業は四半期に1度報告を行います。このリズムによって、業績(指針)予想、結果報告(決算報告)のペースができています。これはいくつかの重要な点においてはOKRと共通項があるプロセスであり、これによって業務の遂行とパフォーマンスにとって非常に重要なリズムが作られています。

私は、このようなプロセス全般を支持します。それは組織のペースとリズムをつくり、決断を促し、タイムリーな実行を実現してくれるのです。

最高に優れた企業はこのプロセスを使いこなしており、そんな組織で仕事をするのは楽しく、働き甲斐があります。定期的なペースで目標を設定しそれを達成していくというのは、人とチームに最高の真価を発揮させる好ましいシステムなのです。

AVC経営

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