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FREQUENTLY ASKED QUESTIONS

Coral Capitalの投資方針や投資プロセスについてあらゆる質問に回答します

相談タイミング

資金調達をお考えであれば、ご相談は早ければ早いほど歓迎です。創業前(法人設立前)に投資の意思決定をすることはまれですが、これまでにも創業前からコミュニケーションを開始して、創業直後に出資した例はあります。

まだプロダクトがない段階で、後から事業の方向性を変更することになるとしても、なぜ変更したのか、どういう検討・検証をしたのかといった経緯が分かるほうが、私たちとしても創業メンバーの方々をより深く理解し、良い判断ができると考えています。

ただ、プロダクトがない段階や、トラクションが出る前の段階では、投資に至る確信が得づらいことに加えて、それぞれの段階に応じたリスクを織り込んだバリュエーションとならざるを得ない面もあります。このため、資金調達に向けたコミュニケーションは早めに開始しておき、調達タイミングについてはご相談させていただくケースも少なくありません。

*Originally published 2022/6/2

資金調達相談のコンタクトフォームからご連絡ください。日々、投資メンバーが全てのご連絡に目を通しています。Coralメンバーと繋がっている友人・知人からの紹介というのも歓迎です。

ご連絡いただく際には、プランや事業の進捗具合に応じてピッチ資料やデモ動画も添えていただいたり、ピッチを動画に収めてお送りいただくのも大歓迎です!

なお、資金調達の相談件数は多く、全てのお問い合わせにご返事できないことをご承知おきください。

参考記事:スタートアップの資金調達面談をピッチ動画に置き換えるべき理由

*Originally published 2022/6/2

解決しようとしている課題や市場分析、チームメンバー紹介、競合分析などをまとめたピッチ資料があるのがベストですが、早い段階であれば、完成したスライド資料ではなく、要点の箇条書きでもオッケーです。面談後に追加資料やデータ、デモアカウントの共有を私たちからお願いすることもあります。

*Originally published 2022/6/2

はい、全てのリクエストにお応えすることは難しいですが、私たちは新しいアイデアや事業について話を聞くのが大好きです! ぜひ、コンタクトフォームからご連絡ください。

*Originally published 2022/6/2

いいえ、対象です。数としては多くありませんが、これまでにもシリーズBから出資したケースもあります。弊社1社からだと最大30億円まで投資検討範囲です。ぜひ、コンタクトフォームからご連絡ください。

*Originally published 2022/6/2

はい、もちろんです。北米はもとより、アジアや欧州などの市場に対してポテンシャルがあり、市場分析や具体的なGTM戦略があれば投資対象です。ディープテック関連で世界市場全体が対象というのであれば、もちろん歓迎です!

*Originally published 2022/6/2

はい、日本マーケットを狙っている場合などは投資の対象です。ただ、将来のイグジット時にリーガル面などで検討が必要になることが想定されます。

*Originally published 2022/6/2

Coralの投資手法

エンジェル、プレシード、シード、プレシリーズA、シリーズA、Bなどステージを問わず数千万円から数十億円まで投資します。

*Originally published 2022/6/2

まず最初にZoomで30分の面談をさせていただくことが多いです。創業者の方の同意があれば面談を録画させていただいて、他の投資メンバーにも共有します。こうすることで伝言ゲームにならず、また意思決定に至るまでの面談数を減らすことができると考えています。

毎週火曜日と木曜日にある投資ミーティングでは、共有された動画を見た投資メンバーがディスカッションし、その都度「yes/no/maybe」(投資する・しない・要検討)を決めます。要検討となった場合、意思決定をするために何が必要かを議論します。その上で、追加の面談や資料・データ共有をお願いすることになり、意思決定に至るまで、このプロセスを繰り返します。ほとんどのケースで、2、3週間で最終的な意思決定に至ります。

*Originally published 2022/6/2

Coral CapitalはNDAにサインしない方針です。理由は、起業家の時間やお金、労力は最も貴重だからという考えからです。そうした貴重なリソースを、契約書や弁護士に対してではなく、素晴らしい会社を作り上げるためだけに使ってくれることを願ってやみません。詳しくは、こちらのブログ「私たちがNDAにサインしない理由」をご一読ください。

*Originally published 2022/6/2

私たちがリード投資家で、シリーズA以前のラウンドであれば、J-KISSで投資することが多いです。それがマストというわけではありませんが、全ての関係者にとって最も効率的なので、J-KISS利用を強く推奨しています。

参考記事:誰もが自由に使えるシード投資のための投資契約書

*Originally published 2022/6/2

リード投資を基本としていますが、資金調達ラウンドや、その条件によってはフォロー投資をすることもあります。

*Originally published 2022/6/2

Coralの投資判断

私たちは領域特化型VCではありません。投資実績としてはSaaSスタートアップの割合が高めですが、FintechやHealthtech、toC領域、ソフトウェア開発者向けサービスなどに加えて、ロボティクスや核融合といったディープテック領域でも投資しています。

参考記事:私たちが(まだ)D2Cに投資していない理由

*Originally published 2022/6/2

チームが最低限できていることと、事業内容が決まっていることが投資検討のベースラインです。それに加えて、Coral Capitalでは「Why Now? Why you? Why this?」(なぜ今なのか? なぜこのチームなのか? なぜこのプロダクトなのか?)という3つの「why」を投資検討のフレームワークとして議論することが多いです。

スタートアップは誰かの課題を解決するものですが、なぜ今までその解決が存在しなかったのか? (Why now?)に対する回答としては、新技術により新しい解決法が可能となったから、スマホ登場時のようにプラットフォームの移行が起こるから、特許の期限切れや規制緩和、法改正によりビジネスチャンスが生まれるから、SaaSが普及して新たなペインが生まれているから、リモートワークが普及して働き方の常識が変わりつつあるといったものがあります。

なぜこのチームなのか?(Why you?)に対する回答としては、当該業界で数年にわたって課題の大きさを痛感し、その構図を紐解けるのは自分(たち)だから、独自の技術・研究をしてきたから、自分自身が特定の立場で感じたペインという原体験があり、その解決に情熱を燃やしているからといったものがあります。また、「創業チームに求めるものは何でしょうか?」の質問に対する回答にあるように、エンジニアリングカルチャーや営業力といった、そのスタートアップの成功に必要な要素があるかどうかということも、Why you? に対する答えに含まれます。ディープテックで対象市場が世界であれば、海外展開できる語学力や駐在経験なども投資検討時には見ています。

なぜこのプロダクトなのか?(Why this?)は、既存の解決方法や競合に比べて、なぜこれが10倍良いプロダクトであるのか、という問いです。少し良いだけでは新しい解決策が市場に受け入れられたり、競合に勝つことはまれです。たとえ直接的に競合する企業がなかったとしても、今までその問題を人々がどう解決していたのかなどを議論して、それが10倍良いやり方であるのはなぜなのか、という議論をさせていただくことが良くあります。

上記に加えて、獲得可能な市場規模(TAM)や、現実的に実現可能な事業の成長速度なども投資検討にあたっては重視するポイントです。

参考記事:

歴史に残る会社の立ち上げにタイミングが重要なワケ

成功するスタートアップチームの共通点

日本のスタートアップは海外勢参入に対して勝てる理由が必要

日本のスタートアップ企業でグローバルで勝てるのはどこか?

TAM、SAM、SOMとは? 市場規模の投資家への伝え方

*Originally published 2022/6/2

Coralでは2つのポイントを見るようにしています。1つ目は、そのスタートアップを発展させるには何が必要で、チームにその条件を的確に満たす強みを持ったメンバーがいるかどうか。2つ目は、チームの構成です。強みの違うメンバー同士が、その違いを認識した上で互いに信頼し、高いチームワークや実行力を実現できているかどうかも検討します。

例えば、高い技術力、B向けの営業力や人脈、当該領域のドメイン知識などが必要であれば、それぞれに応じたスキルや知識、資質を備えたメンバーがチームがいることは重要です。少し直感に反する例ですが、ディープテックでは非常に高い営業マインドが必要です。開発や初期利用者獲得には時間がかかるため、事業を軌道に乗せるまでに多くの人員や資金が必要になります。そして採用や資金調達には高い営業力が欠かせませんから、ディープテック企業では、営業マインドのある強いメンバーがいるかどうかを見ています。

ただし、成功する起業家が、事業の当該領域における華々しい経験やキャリアを持っている場合もあれば、そうでない場合もありますし、必要な要素が創業チームに最初は完全にそろっていないケースもあるでしょう。そうした場合、どのような強みが不足しているかを認識し、その穴を埋める人材を見つけるプランがあることが望ましいと考えています。特にプロダクト開発でフルタイムのメンバーがいない場合、私たちは投資をためらうことが多くあります。開発が外注であったり、業務委託のメンバーであるケースもそうです。

なお、創業メンバーが学生であっても強みが明確であれば投資対象ですし、過去には投資実績もあります。

参考記事:成功するスタートアップチームの共通点

*Originally published 2022/6/2

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