Coral Capitalは2023年8月3日、投資先を含むスタートアップの起業家や従業員を対象とした招待制勉強会「Coral School」を開催しました。スタートアップ企業の資本政策データベース「shihon」を手がけるシクミヤの山岡佑さんをゲストに迎え、「今後のストック・オプション戦略を考える」をテーマに語っていただきました。シクミヤの山岡さんはnoteの投稿を書籍化した『実践スタートアップ・ファイナンス 資本政策の感想戦』の著者でもあります。
ストック・オプション(SO)をめぐっては国税庁が5月29日、信託型SOの税務上の取り扱いが給与課税(最大45%、住民税を含めると最大55%)であるという見解を公表しました。信託型SOの導入企業は株式売却時に譲渡所得(税率約20%)として課税されると認識していたことから、スタートアップ業界に少なからぬ影響が出ています。そこで国内スタートアップのSO制度設計に詳しい山岡さんに、今後のSO戦略で考慮すべきポイントについて解説いただきました。
勉強会の模様をYouTubeで公開しましたので、ぜひご覧ください。
0:00 ダイジェスト
0:49 山岡佑さんのプロフィール
4:12 税制適格SOの「セーフハーバールール」とは
7:12 税制適格1円SOが付与可能に
12:01 会計上・税務上の差異が重要に
14:58 信託型SOの税務上の位置づけは?
17:57 セーフハーバールールの影響
19:10 行使価額はどう決める?
24:11 いつ付与すべきか?
26:54 無視できない信託型SOの特性
32:32 SO戦略の原則はどうなる?
35:31 今後のSO戦略の落とし穴は?
37:49 起業家から山岡さんへの質問
48:04 これから制度設計するなら何から始めるべき?
Coral Capitalでは招待制勉強会「Coral School」のほかにも、日本最大のスタートアップキャリアフェア「Startup Aquarium」のトークセッションやエレベーターピッチ、起業家インタビューの動画などをYouTubeで配信しています。ぜひチャンネル登録をお願いします!