いつかはスタートアップに挑戦してみたい。もしくは、今のスタートアップから別のスタートアップに転職したい。そう考える人が「運命の1社」に出会うのは、とても難しいことです。とはいえ、その確率を上げることはできると考えています。
スタートアップへの転職を考えている人にとって、もっとも気になるのは「その会社は伸びるのか。そして、その会社で自分は活躍できるのか」ということではないでしょうか。
まず、「その会社は伸びるのか」についてですが、Coralでは「マーケット予測」「ファウンダーマーケットフィット(創業者が事業に必要な要素を持っているか)」「人を巻き込む力」といった判断軸をもとに投資を検討しています。
ただ、こうした情報をネットだけで入手するには限界があります。そのため、手前味噌になりますが、その会社が独立系のVCから投資を受けているかどうかは、伸びる会社を探す際に参考になるはずです。
独自の資本で運営している独立系VCは、投資先が成長しなければ経営が立ち行かなくなってしまいます。それはCoralも同様で、私たちは毎月400社以上のスタートアップから資金調達の相談を受けていて、本気でユニコーンを目指せると感じた1〜2社だけに投資しています。
リアルの対面でしか感じられない「バイブス」がある
次に、「その会社で自分は活躍できるのか」という要素を因数分解してみると、以下の2つに分けられるでしょう。
- 自分のスキルがフィットするのか
- 会社のカルチャーになじめるか
自分のスキルがフィットするかについては、オフライン、オンラインを問わずに面談のやりとりを通じて、自分がどんなことを求められているかを理解することは可能です。
その一方で、その会社のカルチャーになじめるかどうかを判断するには、リアルの場で会わなければわからないことが山ほどあります。たとえば、対面で身振りや手振りを交えたコミュニケーションを取ることで、その人と一緒に働くイメージがわくこともあれば、その反対もあるでしょう。オフィスなどで社員同士が話す様子を見れば、社風を理解できるかもしれません。
コロナ禍では最終選考以外はオンライン面接、最終選考だけをオフラインで面接するスタートアップが増えています。そうした中、ほぼ入社も決めていたタイミングで初めてリアルで会った結果、「自分が働くイメージがわかなかった」「バイブスが合わなかった」などと感じて破談になってしまうケースは少なくありません。
これはスタートアップだけでなく、転職活動に長い時間を費やしてきた転職者にとってもアンハッピーなことです。だからこそ、その会社のブログやポッドキャストを通じてカルチャーを感じたり、数少ないオフラインイベントなどでその会社と交流したりすることが、「運命の1社」に出会う確率を高めることになるのではないでしょうか。
次世代ユニコーンとリアルで会えるキャリアフェアを開催します
そして「運命の1社」を探している方にぜひ知っていただきたいのですが、10月22日(土)にスタートアップへの転職を考えている人のためのキャリアフェア「Coral Career Fair 2022 Fall」を開催します。Coralが「本気でユニコーンを目指せる」と感じて投資したスタートアップ38社が参加するキャリアフェアは参加費無料で、主に以下のようなプログラムをご用意しています。
- 起業家たちによるパネルディスカッション
- スタートアップが自社の魅力を約3分で語るピッチ
- 各社のさまざまな職種の社員とぶっちゃけ話ができるコーナー
- 貸切クラフトビール店でビールやコーヒーを飲みながらスタートアップとカジュアル面談できる会
イベントは二部構成となっていて、一部はビジネスサイド(セールス・BizDev・CS・HRなど)、二部はプロダクトサイド(エンジニア・PdM・デザイナーなど)に興味がある方に向けたプログラムを用意しています。当日はファウンダーや経営陣に加え、各職種をリードする方が参加するので、気になるポイントを直接聞くことが可能です。
参加者は会場内にある各社のブースで立ち話をしたり、社員同士の会話を見たりすることで、その会社のカルチャーを感じられるはずです。軽く話してみて「違う」と思えば別のスタートアップの話を聞けばいいですし、気になる会社があればその場で深い話を聞くこともできます。
また、イベント参加登録後には、カジュアル面談をしてみたい参加企業を指定いただくことも可能です。参加企業側の要望とマッチングした場合は、当日、会場から徒歩30秒のところにあるクラフトビール店で、ビールやソフトドリンクを飲みながら、その会社の社員や経営陣と1対1の15分のカジュアル面談を行えます。
キャリアフェアのメリットは「ROIの高さ」
今回のキャリアフェアのメリットをひと言でいうと「ROIの高さ」です。
コロナ禍では、興味のあるスタートアップの創業者や社員と会って対話するハードルは高くなっていますが、キャリアフェアでは各社のホームページからエントリーしたり、選考用の書類を用意したりすることなく、一度に38社ものスタートアップとリアルの場で交流し、その会社のカルチャーを感じることができます。
もちろん、数時間かけてネットで調べれば、その会社の事業モデルは理解できるかもしれません。しかし、その会社ならではのカルチャーやバイブスは、リアルの場で会って、話してみてこそ感じられることではないでしょうか。
38社が参加するキャリアフェアで得られる情報量は、ネットサーフィンを遥かに上回るはずです。特に複数のスタートアップを見てから転職を決めたい人にとっては、会場(東京・大手町)までの移動時間を含めても、キャリアフェアのほうがROIが抜群に高いと言えるでしょう。Coralはこれまでも同様の転職フェアを開催してきましたが、イベントでの交流をきっかけに私たちの投資先スタートアップに転職し、活躍し続けている方が数多くいらっしゃいます。
いつもお世話になっているCoral Capitalさんの転職フェア!!実は私も数年前のCoralのイベントきっかけで転職しました。1日で多くのスタートアップと会えるのでとてもおすすめです。人材会社出身からすると、ほんとスタートアップ特化のリアル転職イベントってこれぐらいしかないです。 https://t.co/cRir3F8url
— 上井 伸介@TRUSTDOCK eKYC (@ShinsukeUEIeKYC) September 28, 2022
また、今すぐ転職する気はないという人にとっても、キャリアフェアは転職の判断軸を持つためのインプットの場になると思います。業界や業種、規模の異なるスタートアップと数多く交流してみることで、「シードよりもシリーズB以降ぐらいのほうが働きやすそう」や「B2CよりもB2Bのほうが肌に合う」などと、自分のものさしを作ることに役立つのではないでしょうか。
スタートアップに挑戦したいと考えている人や、別のスタートアップへの転職を検討している人にとって、リアルの場で38社ものスタートアップと一度に交流できるイベントはROI抜群です。
入場料無料、出入りも自由ですので、興味がある方はぜひご参加ください。なお、会場のスペースに限りがあるため、申込みは先着順とさせていただいています。また、時間の関係上、スタートアップと深く交流できる個別のカジュアル面談の参加人数も上限を設けているので、お早めのご登録をお願いします。